本をたくさんお持ちでしたが、収納がなく山積していたため、何とかしたいと考えていたNさんご夫婦。定年を機にリフォームを行い、家を片付けるとともに、蔵書を地域の人に開放できるような住まいづくりを目指しました。そこで同社は地域の人が気軽に立ち寄れるよう、庭から室内に出入りできるエントランスを新たに計画。さらに壁面を活かして書棚を造り、多くの人がオープンに使える空間を提案しました。また、将来的にカフェ利用を想定した2シンクのキッチンを叶え、洗面室・浴室のレイアウトも見直すことで、LD側に開いたL字型の対面キッチンが実現しています。「整理整頓ができ、大好きな花なども飾れる理想の住まいが完成しました」とNさん。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦 |
築年数 | 33年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] その他 |
目的 | 定年、間取変更・スケルトン、バリアフリー |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、和室、浴室・バス、洗面室、トイレ、収納、廊下、玄関、外壁・屋根、他 |
新しくした設備 | キッチン LIXIL 浴室 TOTO 洗面台 TOTO トイレ LIXIL 床材 朝日ウッドテック 建材 パナソニック 家具 造作 |
費用 | 1045万円 |
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費用概算 |
解体・撤去・仮設・基礎工事: 1,070,000円 木工事・木建材・鋼製建具工事: 4,490,000円 内装工事: 1,020,000円 設備機器工事: 1,960,000円 電気・給排水・その他工事: 1,910,000円 |
工期 | 2ヶ月半 |
リフォーム面積 | 68.58平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
最初から細かい見積りを出してくれて、内容も具体的で詳しい説明があったのが嬉しかったです。また、プランも複数案提示してくれて、エントランスの取り方や本棚をオープンにする案など私たちが思いもつかなかった発想で考えてくれました。このアイデアで理想の暮らしができると確信し、依頼を決意しました。
以前は書籍が床積みになっていたり段ボールに入ったままになっていました。また、どこにどの本があるのか把握できず、夫婦で同じ本を購入してしまうこともあったそう。そこでN様ご夫婦は定年を機にリフォームを実施し、家を片付け、所持品を整理。蔵書は地域の人に開放し、気軽に立ち寄れるような住まいを希望されました。
四角形の間取りではない部屋の特徴から、壁面がたくさん活用できることに着眼して、書庫ではなく、使える壁面はすべて本棚にすることで、本を地域の方々にオープンにお披露目できるようなプランをご提案。また、庭に面した和室を小上がりに変更し、そこにエントランスを隣接させることで地域と住まいをつなぎました。小上がりの和室は濡れ縁の役割にもなり、障子の仕切りを取り入れることで穏やかな採光も導いています。さらに洗面室とトイレの間にリネン庫を設け、斜めにドアを配置するなど、空間の有効活用もポイントです。
山内 京子/二級建築士・インテリアコーディネーター(左)、宮内 督令/二級建築士
定年退職によって時間に余裕が生まれたため、今後の暮らしを考え始めたというNさんご夫婦。辿り着いたのは、リフォームによって家を片付け、たくさんある蔵書を多くの人に開放できる住まいにすること。地域の人が気軽に立ち寄ることができる場所づくりをスタートさせました。
地域の人が気軽に立ち寄れるように、庭から直接室内に出入りできるエントランスを新設。蔵書は書庫をつくらず、使える壁面をすべて本棚にすることでオープンに開放しました。また、キッチンは将来カフェとして使うことを想定して2シンクに。洗面室・浴室の配置も見直し、LD側に開いたL字型の対面キッチンを実現しています。
新しく設置した庭に面するエントランスやトイレはゆとりを確保し、車椅子の方も不自由なく出入りできたり使えるようにバリアフリーに配慮。キッチンは冷蔵庫の出し入れや作業動線、扉の軌道などを現場でシミュレーションし、ストレスなく使えるようにしました。
以前はたくさんあった蔵書をしまう場所がなく山積していたが、リフォームではあえて書庫はつくらず、壁面を活かして書棚を造作することで、地域の人にオープンに開放できる住まいを演出。「ここに地域の方々が親子で気軽に立ち寄ることができ、街の図書館のようになればと願っています」とNさん
以前は大量の本や仕事のもので家があふれかえり、人を呼ぶ状態ではなくなっていたそうだが、リフォームによって整理整頓し、10人ほどの大人が集まっても狭さを感じない空間を実現。夫人は趣味で合唱をされているため、仲間を招いて練習ができるようにLDKを囲む窓に2重サッシを採用し、防音対策を施している
将来的にカフェのように使うことを想定し、2シンクのキッチンに。また、車椅子でも不自由なく使えるように、冷蔵庫の位置や作業動線を考慮し、扉の軌道や壁からの突起物までを現地で測ってシミュレーションを行い、扉のサイズをオーダーしたそう
新設したエントランスに面する和室を小上がりに変更。土間側とリビング側、どちらからも腰掛けることができ、縁側のように使える空間が実現している。「小上がりには、靴を脱がずに腰を掛けられるので気に入っています」とNさん
小上がりの和室とエントランスは柔軟に開閉できる障子戸で仕切り、閉めるとプライベート空間としても利用可能に。障子戸の効果でエントランスが風除室のような役割も果たし、冷暖房効率もアップ。正面には花などを飾れる棚も造作
新設したエントランスには車椅子でも不自由なく利用できるように大きな引き違い戸を採用。エントランス周りは和風の庭にマッチするシックな色合いのサイディングを提案している
会社名 |
東京ガスリノベーション(東京ガスリノベーション株式会社)
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