サンクレイドル津田沼III （取材レポート）

津田沼といえば、駅南側に広がる「奏の杜エリア」の土地区画整理事業（2023年完了）が記憶に新しいところですが、いよいよこれから北口・南口の駅前街区が大規模再開発期へ突入※1。さらなる街の進化が期待されています。

その津田沼駅前の賑わいから一歩離れた閑静な住居地域「船橋市前原西」に誕生するのが、《サンクレイドル津田沼III》。本物件は同シリーズで津田沼エリア3棟目のマンションとなりますが、「総戸数209邸」というビッグプロジェクトは今回が初の試み。サンクレイドルシリーズの集大成として華やかな存在感を放っています。

■便利な駅前機能を使いつつ静かな暮らしを実現
現地はJR津田沼駅北口から徒歩13分。駅からやや距離はありますが、駅前ロータリーを出て御成街道を渡るまでは、多彩な商業施設やグルメスポットが集まる駅前ゾーン。駅からの帰宅ルートのうち、約半分は買い物などの用事を済ませながら歩くことができる賑やかな道のりです。しかし、御成街道を渡ると風景がガラリと一変。一戸建てが建ち並ぶ住宅街の静けさにホッと癒されながら、“我が家へ帰ってきた安堵感”を覚えます。

駅前ゾーンの「多彩な商業機能」を身近に使いこなしつつ、駅前の喧騒から一歩離れた住宅街で「穏やかな家族の暮らし」を守る──この活気と静けさの双方を叶えるバランスの良さは、本物件のポジションの強みと言えるでしょう。

北口駅前では、旧パルコB館のリニューアルにより「津田沼ビート」が開業。赤札価格が評判のスーパー「ベイシア」や「無印良品」「ダイソー」等の大型店も揃っており、日用品の買い物は駅前ワンストップで完結します。また、隣接する旧パルコA館は2024年4月に解体完了予定。今後の跡地利用が注目されているほか、南口駅前には商業・公益施設や文化ホールを併設した複合ビルが2031年に開業予定※2となっており、再開発イベントが目白押しです。

なお、津田沼駅周辺では《いいね！駅近 歩きたいまち》をテーマに、習志野市が推進する南北一体のまちづくりが進行中※1。商業施設をスムーズに回遊できる動線整備や地域交流を育む空間形成など、次世代の住まい価値を創出するための取組みも行われています。こうして駅前機能強化により駅力が上がれば、地域の不動産評価も今後伸びていくでしょう。

■住みたい自治体ランキング5年連続1位の船橋市※3
津田沼駅周辺は船橋と習志野の市境に位置しますが、本物件は船橋アドレス。船橋市は「住みたい自治体ランキング」で5年連続千葉県下1位を獲得し、子育てしやすいまちとしても注目を集めています。例えば、産後不安を解消するための「宿泊型産後ケア」や、子どもの急な体調不良の時に頼れる「送迎サービス付き病児保育」など、困りごとに特化した支援事業が充実。行政の手厚いサポートのおかげで仕事と子育ての両立にも自信が持てそうです。

本物件は総戸数209邸の大規模マンション。ソファでゆったり寛げる「コミュニティラウンジ」や、雨の日も元気に遊べる「キッチン付きコモンスタジオ」、両親や友人の宿泊に便利な「ゲストルーム」など、自宅専有部にプラスして多彩な共用施設を利用できます。これだけの機能がありながら、多くの世帯で管理・修繕費を按分することでランニングコストを軽減できる点も大規模のメリットです。

■コミュニティにも安心感が
筆者が好感を持ったのは本物件のプランニング。実は近年の大規模マンションは、単身者向きのコンパクト住戸とファミリー向き住戸が混在した物件が増えていますが、本物件では2LDK～4LDKまでと“ファミリーの暮らし”に特化。これなら、ライフステージや暮らしの価値観が似ている世代が集まりやすくなり、マンション内のコミュニティ形成もスムーズに行えます。コモンスタジオで開催されるイベントに参加すれば、親子共に新しい友達の輪が広がるほか、同世代特有の子育て期の悩み事や、地元の保育園・習い事情報についても共有可能。初めての土地で初めての子育てを経験するパパ・ママも心強く感じられるでしょう。

なお、筆者の取材経験上、コミュニティが良好なマンションは、管理組合の運営も円滑になり、適正な管理が実施されることでマンション評価を長く維持しやすくなる傾向があります。こうした点にも注目しながら本物件の魅力を検証してみては？