離れの2階を、遊び心あふれる空間にしたいと考えていたYさんご一家。バルコニーの防水工事をきっかけに、パナホームにリフォームを依頼されました。提案されたプランは、アールの壁が印象的な和室、居心地いいリビング、そして奥様の着物の収納部屋を実現したもの。工事に当たっては、ご主人が地方で入手された蔵戸が生きるよう、内装に使う木を探すところからスタート。材木屋で3日かけて木材を厳選し、仕上げまで現場で確認されたという室内は、ご主人が収集した骨董品が映える格調高い仕上がり。囲炉裏を備えた琉球畳の和室、人間国宝の職人の手による桐のタンスをつくりつけた着物室には、奥様も大満足されています。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦+母+子ども2人 |
築年数 | 36年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] その他 |
目的 | デザイン重視、間取り変更・スケルトン、収納力UP |
リフォーム箇所 | リビングダイニング、和室、収納室、トイレ、廊下、その他 |
新しくした設備 | - |
費用 | 3665万円 |
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費用概算 |
木工事: 5,404,000円 タイル・金属・左官工事: 1,854,000円 内装・建具工事: 6,651,000円 塗装工事: 666,000円 雑工事・その他: 405,000円 家具工事: 7,215,000円 電気・給排水・ガス工事: 5,372,000円 現場管理費ほか: 9,083,000円 |
工期 | 3.5ヶ月 |
リフォーム面積 | 93.81平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
母屋と離れの2階をつなぎたいと、前々から考えていましたが、重量鉄骨造ということでなかなか施工できる建築会社がなくて。そんな折、紹介されたのが、パナホームでした。現実から離れてほっとできる空間を提案してもらい、集めていた骨董品を眺めたり、使ったりして楽しめる空間ができました。
骨董品がお好きで知識も豊富な目の肥えたYさま。常識にとらわれない遊び心を大切にした空間を希望されていました。また奥様は手持ちの着物やひな人形を整理したい、畳でくつろぎたいというご要望でした。部位ごとに思い入れが強かったので、ご要望をしっかり実現するために、私自身が楽しんで取り組ませていただきました。
Yさまのご要望に応えるため、まずはものづくりに本気で関わることができるパートナーを厳選。ご提案には、7ヵ月かけてじっくりと。その中で、アールの壁を採用するなどのプランが固まっていきました。一番苦労したのは、造りつけの桐たんすです。腕のいい職人を全国で探し、「この人なら」という職人に依頼。奥様にも工房に足を運んでいただきました。造りつけながら、分解しても使用できる、使い勝手のいい収納になりました。このほか、障子の枠や巾木、一枚ものの杉のアール状加工など、あらゆるところにこだわっています。
営業担当/脇坂成市(近畿特建支社)
骨董品収集が趣味というYさん。地方で手に入れたという蔵戸を部屋の入口の扉やテーブルにアレンジされました。蔵戸が映える空間にするため木材選びからご自身で行い、漆や渋などの仕上げまで現場で確認。また、光の当たり方によって表情を変える琉球畳、江戸火鉢を利用した囲炉裏など、随所にこだわりが反映されています。
細かく仕切られていた間取りを一新。くつろげる和室と着物の収納部屋という希望を叶えつつ、斬新なアールの壁でゆるやかに仕切られた個性的な間取りが完成しました。「このスペースができたことで、今までしまいこむしかなかった骨董品を飾ったり、使う楽しみができました。現実から離れてほっとできる空間です」とYさん。
専門の職人に依頼し、着物の収納部屋に桐たんすを造りつけられました。たんすのサイズ、盆の大きさ、着物を畳みやすいようにバタフライの仕掛けを組み込むというところまで指定。収納できる物干し「ホシ姫サマ」も導入し、たくさんの着物が管理しやすくなっています。
地方で手に入れた蔵戸をテーブルにアレンジし、インテリアのポイントとしたリビング。和室を囲むアールの壁が、モダンな印象を添えている。大きな窓からは、法隆寺を望むことができるという、開放的な空間だ
和室の琉球畳は、同じ種類のものを互い違いに並べてある。光の当たり方によって、黒にもゴールドにも見え、時間によって違う表情を楽しむことができる。和室を囲むアールの壁は、塗り壁仕上げ。床の間スペースのアクセントウォールはゴールドにし、上質な雰囲気を演出している
着物の収納部屋には、専門の職人の手による造りつけの桐たんすを。たんすのサイズ、盆の大きさ、着物が畳みやすいように組み込んだバタフライ式の仕掛けなど、細かく指定したので使い勝手は上々。分解して使用することもできるスグレ物だ。脱いだ着物を干しておける、収納可能な物干し「ホシ姫サマ」が奥様のお気に入り
リビングには、ご主人が収集した骨董品を飾っておける飾棚を設置。「これまでしまいこんでしまうことが多かった品物を、眺めたり、実際に使って楽しめるようになりました。宴会の場としても活用していますが、来た人がみんなくつろいでくれるのがうれしいですね」。現実を離れ、好きなものに囲まれて過ごすことができる場所となっている
奥さまが希望されていたくつろげる和室には、江戸火鉢の囲炉裏を設置した。「地方の古い家のイメージ。玄関を入ったら囲炉裏があって、そこにちょっと座って、お茶とお漬物でひと休みしてもらうような空間です」。古き良き日本家屋の風情が漂っている
地方で手に入れたという蔵戸を利用した、リビング入口の扉。鉄の質感、錠前のつくりなど、今の技術でも再現が難しいという蔵戸に合わせ、内装に使用する木材も、材木屋まで足を運んで3日間かけて徹底的に選んだ。木の色の出方、和室の框、障子の枠など、細部にもこだわったことで、蔵戸を中心にインテリアがまとまっている
会社名 |
パナソニック リフォーム(パナソニック リフォーム株式会社)
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対応エリア |
全国(一部地域を除く)
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