マンションや戸建ての住宅設計を多数手掛ける。住民同士の交流を活性化するコミュニティデザインを提唱。日本大学理工学部・大学院で長年教鞭をとる。麻布十番エリア在住。
ダイナミックに変貌をとげる東京都心、特にその中心港区の〈麻布〉、〈六本木〉、〈芝・三田〉エリアはいまも大きく様変わりし続けている。その21世紀型都市へのリノベーションの始まりは、近未来都市をイメージさせ出現した『六本木ヒルズ』ではなかったろうか。2004年、高層タワービル群とともに姿を現したその巨大複合施設は、都心の様相を大きく変えた。それから約20年、都心のリノベーションは、大規模再開発の名のもとに実施、実現され、それに伴いあらゆるデザイン、アート、グルメ等、東京の〈都心文化〉は進化し続けてきている。最近オープンした『麻布台ヒルズ』もそのひとつだ。
三田一丁目エリアに位置する『アトラス麻布十番』は、『六本木ヒルズ』にも『麻布台ヒルズ』にも徒歩約15分、また〈麻布十番文化圏〉の東側エッジに位置し、いずれも日常生活圏内にある。国際色と伝統が共存する〈麻布十番商店街〉を挟んでその西側エッジが『六本木ヒルズ』だ。つまり、『アトラス麻布十番』は、最先端の〈都心文化〉や〈利便性〉を最大限に享受できる立地にある。しかも、敷地は大通りから1本奥に入った街区の一画にあり、周辺には緑多い閑静な住環境が広がっている。それは、14年程前にこの三田一丁目西側エリアが都心のリノベーションとして大規模再開発され、歩道状空地や広場状空地等の緑化されたコモンスペースの整備、また時が育んだ良好な住環境形成によるところが大きい。
『アトラス麻布十番』が建つ三田一丁目西側エリアは、江戸時代には今より広大な境内を持つ増上寺に近接し武家屋敷が軒を連ねていた。2０世紀には健全な住宅街へと発展。そして21世紀、それら住宅街は高層化され地上は緑豊かなコモンスペースへとリノベーションされ、利便性高い都心生活拠点となった。
僕は、この麻布エリアに住んで20年以上になる。どうしても離れがたい。山手線圏内の様々な地と軽快につながるフットワークの良さ、そして庶民的で伝統ある麻布十番商店街や大使館員御用達のスーパーマーケット、コンサートホールや美術館も徒歩圏内にある。アートギャラリーも多い。このエリアの魅力をあげればきりがない。
三田一丁目エリアのリノベーション、つまり『三田小山町-再開発事業』は、大きくA地区、B地区、C地区の3つのブロックに分けられ進められてきた。東側エリアのA～B地区は2010年に竣工、10数年の時を経たいまは樹木も成長し良好な住環境が形成されている。そのA地区の一画に、『アトラス麻布十番』は建設予定だ。
そして、いま西側エリア-C地区のリノベーションが始まっている。超高層の住居棟、オフィス棟が建設予定だが、そのあしもとには緑豊かな広場や歩行者空間、古川沿いには親水広場や遊歩道、またA～B地区に近接して広大な公園ができるという。このエリアのコモンスペースはさらに広がり、住環境の魅力を増すことだろう。
日々の暮らしで〈時間〉と〈空間〉をいかにコンパクトに有効利用するかが、快適な都心生活を実現する秘訣のように思う。そうであれば、『アトラス麻布十番』の利便性高い立地・環境は申し分ない。敷地は、３方向オープンの角地で矩形、そこに1フロア4戸の住戸が、2LDKを中心に効率よくおさまっている。1LDK-約42m2、2LDK-約63m2 、3LDK-約74m2 と、効率的な間取りと住戸構成である。2LDKと3LDKは、全て〈角住戸〉で2面採光だから、眺望、採光、通風に優れた間取り構成となり居心地よさそうだ。また、3Lを2Lに、2Lを1Lに間取り変更できる〈メニュープラン〉が用意されている。都心の多彩なライフスタイルにも十分対応可能であろう。
マンションのエントランスホールや共用廊下等の〈共用部〉は、各住戸〈専用部〉をサポートし、快適なマンションライフを実現するためにある。『アトラス麻布十番』の〈共用部〉は機能的にコンパクトにまとめられており、それは基準階平面図を見るとよく判る。ホテルライクな内廊下からなる共用空間で、各住戸の玄関ドア同士、またEVドアとも真正面で向かい合うことはない。共用空間づくりにおいて、こうした気づかいはとても大切だ。また内廊下は、セキュリティ対策に有効である一方、1フロア4住戸だから近所付き合いも生まれやすい。各階の共用空間には、24時間ゴミ出し可能なゴミ置場、各住戸用の防災倉庫も用意され、都心生活を支えている。
本物件は、グッドデザイン賞や港区緑の街づくり賞など、数々の受賞歴をもつ「アーキサイトメビウス株式会社」が、デザインを監修。そのデザインに込めた想いを聞いた。
「タワーに囲まれた都心立地のため閉鎖的な場所を想像していましたが、実際に現地に立つと公開空地と道路に囲まれた開放感あふれた場所でした」
「港区の中心エリアで全方位にこれほどの空地がある環境は、かなり得難いと言えるでしょう。そして、麻布十番、大使館や歴史的な建物が点在する三田エリアなど、周囲との調和も図りつつ、現代的な建築に昇華することをめざし、「Comfortable Modern」というコンセプトを掲げ、デザインを進めました」
「三田一丁目に広がっていた、広大な空地に囲まれた敷地をどう活かすか。土地を読み、魅力を知り、検証を繰り返し、この場所の特徴を最大限に活かした配棟計画を試みました」
「東西南北に視界が抜ける恵まれた立地を得たからこそ、外観は全方位からの視線を意識してデザインしました。周辺の再開発によって、駅からのアプローチは豊かな緑に彩られた道になるため、駅からの最短距離となる南西角にエントランスを設けています」
「金属素材のアクセントやフレームが印象的な窓など、細部へのこだわりを徹底し、成形なフォルムに豊かな表情を演出しています」
「心地よい色味や質感にこだわり、外壁にはクラシックな趣のタイルを採用。石材調のタイルであるため、表情豊かで、見る者に手で触ったときの触感さえイメージさせます」
「植栽には、芝公園に植えられている木と同じ樹種を数多く植え、歴史あるこの街とのつながりも意識しました。さらに、景石に採用したのは石材の中でも最高級と位置付けられる庵治石。時間帯や曜日によって光の色の種類を変える照明計画など、ディテールにいたるまで、上質さを追い求める姿勢を貫きました」
※掲載の外観完成予想CGは計画中の図面を基に描き起こしたもので、実際とは多少異なる場合があります。雨樋、エアコン室外機、給湯器、TVアンテナ等再現されていない設備機器等がございます。周辺建物等は表現しておりません。
※掲載の図面は計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは多少異なる場合があります。また施工上の理由及び改良のため変更する場合があります。
※メニュープラン・カラーセレクトおよびオプションの申込には期限がございます。詳しくは係員へお問い合わせください。
【この物件広告についての注釈】
※価格は物件の代金総額を表示しています。消費税が課税される場合は税込み価格を表示しており、10000円未満を切り上げている場合があります。
※住戸別の価格（帯）表記については、そのタイプに含まれるすべての住戸の情報を掲載していない場合があります。住戸タイプと各住戸の価格帯表記について、単位（1000万円・100万円・10万円）が異なる場合があります。
※「モデルルーム」とは、間取りや仕様・設備などを知ることができる施設全般を指し、それらの一部のみ展示している「サンプルルーム」や「ギャラリー」、「インフォメーションセンター」なども含みます。
※完成予想図はいずれも外構、植栽、外観等実際のものとは多少異なることがあります。
※ＣＧ合成の画像の場合、実際とは多少異なる場合があります。
※完成後１年以上を経過した未入居物件が掲載される場合があります。ご了承ください。
「アトラスギャラリー渋谷」
お問合せの際は『SUUMO(スーモ)を見て』とお伝えいただくとスムーズです。
営業時間：10:00AM～6:00PM
定休日：火曜・水曜・第2木曜
ご希望の新築マンション・分譲マンションは見つかりましたか？アトラス麻布十番の他にもエリアや駅、間取りなど少し条件を変更して新築・分譲物件を検索してみてはいかがでしょうか。あなたのライフスタイルに合った新築分譲マンション購入情報がきっと見つかります。
