ファインレジデンス京都五条通 （取材レポート）

谷口：京都には伝統産業と先端技術を結びつけて事業をしている世界的企業が複数あります。また市域に大学・短大が36あり、人口の一割に相当する学生が学んでおり、大学間の連携にも取り組んでいます。全国的に少子高齢化が進む中、京都市は京都府とともに子育て支援を最重要課題として位置付け、保育所は10年連続、学童保育は12年連続で待機児童0を達成。さらに、小学校に現役のアーティストを招いて芸術に触れる施策を行っています。
福岡：様々なエリアを取材する中でも京都は特殊です。世界的にも知名度があるので、常に住宅需要が存在しています。コロナ禍でホテルの撤退が相次いだことで、色々なマンションが登場してきて好機だと言えます。人、コト、モノが集まり仕事も集まるので、永く暮らすという点でも優れていると思います。
足立：子育て観点で考えると、京都は山の稜線が見えたり鴨川や高野川があったりと、子供の情緒や感性を育むのに良いと思います。私が実際に子育てをしていた頃も、地域の方と子どもが交流する機会が多くありました。
谷口：京都に来られる大半の方が京都駅を経由します。商業施設などが集積し、2023年10月には京都市立芸術大学が移転されました。
足立：丹波口は京都駅から2駅で海外からのお客様も関空からのアクセスが良く便利ですね。
谷口：京都は平坦な道が多く自転車も便利です。
足立：シェアサイクルのポートもかなり増えていますね。

足立：丹波口は散策に向いていると思います。JR山陰線で数駅で嵐山に行けますし、亀岡でトロッコ列車や保津川川下りなど観光を楽しめます。五条通りから国道9号線で東側にも行けるので、清水寺、大原、宇治などにも行きやすいですね。
福岡：京都は歴史のある街なので、伝統を重んじて高さ規制などがあり開発がしにくかったと思うのですが、今後規制を緩和して新たな街づくりを進めるというのは良いですね。
丹波口は、京都駅に近くて周辺も散策できて、楽しみもあり利便性もあるというのは
非常に価値があると思います。
谷口：ポテンシャルがあるエリアだと思います。市場の再整備により余剰地が生まれてくる伸びしろがある場所だと。丹波口は、買い物するのもどこかに遊びにいくのも便利ですし、梅小路公園に歩いて行けて、光徳公園という防災公園を兼ねた広めの公園があり、小さいお子さんがいる方にも良いと思います。
福岡：丹波口の「口」というのは洛中への入り口という意味なんですね。
足立：そうです。京都七口というのがあって7つの「口」とついている場所があるのですが、色々な意味でのゲートという意味で、多様な方に集まってきていただいて、いろんな情報を発信できる口（入口）になればいいなと思います。