プレディア神戸舞子レジデンス （取材レポート）

●目指したのは、あらゆるものと「つながれる」住まい

JR西日本プロパティーズは豊かな暮らしを提供するという理念のもと、「つながり」をコンセプトに住まいづくりを行なっています。本物件では、街とのつながりとして、西側の通り沿いに地域の方誰もが利用できる「ブライトテラス」、人とのつながりとして配棟の中央に共用棟を設置。世代を問わず新たな交流が生まれ、地域で子どもを見守るような場になるよう、多様な共用スペースを用意しています。そのなかで最もこだわったのが、木造建築の共用棟。木造の心地よさに世代を問わずお住まいの方々が集い、新たな交流が生まれるよう、家具や室内レイアウトにも趣向を凝らしました。また共用棟を木造とした理由に、環境への配慮があります。JR西日本プロパティーズとしては初となるZEH-M Orientedと認定低炭素住宅を取得しました。

●350戸のひとつのコミュニティが形成されることを願って

今時の都会暮らしは、近隣に住んでいる方の顔すら知らないことも珍しくありません。そんな時代の流れに反しているかもしれませんが、当マンションでは社宅のような、ひとつのコミュニティができたらいいな、と思っています。そのきっかけとして、ご入居者様の顔合わせパーティなど、当初は私たち事業者主催でイベント開催などを検討しています。共用スペースやこういった機会を通して、かつてこの地にあった社宅の文化が脈々と受け継がれ、安心安全で心豊かな暮らしを送っていただけることを開発担当者として心から願っています。

●立地のポテンシャルを最大限に生かしたいとの想いを結集

現地を初めて訪れた時の第一印象は、「神戸らしい場所」でした。海側と山側で南北がすぐにわかり、豊かな自然が季節の移ろいを、海の表情が時間の流れを教えてくれる、神戸のいいところが凝縮されたようなロケーション。社宅が置かれたことに納得のいく立地で、「とても恵まれた立地」と率直に思いました。場所的にも規模的にも、地域のランドマーク的存在になるのではないでしょうか。
自然環境と眺望の魅力を十分に享受できるよう、リビング・ダイニングにハイサッシやセンターオープンサッシを採用したほか、キッチンカウンターもフルフラットに。周囲との調和を図り、バルコニーには周りの景色が映り込む反射性の高いガラス手摺を採用し（1～4階を除く）、前面道路で一部電線地中化も検討中です（2024年4月時点)。

●立地の魅力を存分に享受し、多世代が人生を謳歌できる住まいに

元々は多くの家族の暮らしを育んできた三菱重工業の社宅跡地であるがゆえに利便性がよく、暮らしやすい環境が整い、子育て環境も充実していることを改めて認識し、幅広い年齢層、多様なライフスタイルの方々がお住まいになる物件として、さまざまな提案や工夫しています。ここまで徹底して魅力を生かした商品設計ができたのは、立地のポテンシャルを最大限に生かしたいとの想いを2社の担当者全員が共有し、同じ方向性に足並みが揃っていたからこそ、やり遂げられたと実感しています。多世代の方が共生して充実した子育てやファミリーライフを送り、個人や家族での趣味、悠々自適な第二の人生を謳歌いただけるお住まいとなれば、大変嬉しく思います。