「案外買える?」と思う前に、ココを冷静にチェック
不動産広告によくある資金計画例。例えば「月々6万円台〜」という言葉にひかれたことはない? もしくは、なんとなく立ち寄ったモデルルームで、ローンをシミュレーションしてもらったところ、「案外安いんだな〜」と感じたり・・・・。ところが、実はこうした資金計画には「安くみせる」テクがあるのだ。
例えば、4000万円の新築マンションを頭金400万円で購入しようとしたAさん(シングル男性、38歳)。不動産会社に資金計画を立ててもらったら、毎月の返済額が8万6426円。「なんと、今払っている家賃以下! これなら買える! 」と感激。しかし、ここで注意しなければいけないことが・・・・・・。
まずは、ローン以外にも、毎月管理費と修繕積立金が必要で、通常1万5000円〜2万円が別途かかる。また、月々のローンの額を抑えるため、ボーナス時返済で組んでいる場合がある。家賃と比較するなら、まずは毎月返済額のみで組んだ場合と比較するべき。また、最長の35年で組んでいるが、これだと73歳で完済する計算になる。できれば38歳のAさんの場合は、25年で組んでおきたい。
そして金利。広告やモデルルームでは、金利の低い変動金利で計算しているケースが多いはず。「変動金利の場合、金利が上がると返済額が増えるので、そうなっても払っていけるか考えるべきです」と、大森さん。
例えば、安全策をとって、35年間金利が変わらないフラット35を選択し、返済期間25年、ボーナス時返済ナシで再計算したら、なんと毎月17万円以上に。最初のシミュレーションの約2倍の計算になった。
最初に「買える〜」と舞い上がる前に、さまざまなシミュレーションを検討してから、冷静に考えよう。

■実際のローンシミュレーション















