今回は、価格、間取り、立地などの購入物件のプロフィルを分析。「みんなは、どんな物件を買っているのか?」を知ることによって、自分たちの物件の条件のおとしどころがなんとなく分かってくるかも。
平均価格は4020万円で、昨年からややダウン
ボリュームゾーンは3500万円〜4000万円。2001年より少しずつ上昇傾向にあった平均購入価格は、昨年より若干下落に転じた結果になった。これまで平均価格が上がっていたのは、購入者の志向というより、住宅相場自体がずっと上昇トレンドにあったからで、言ってみれば「条件を変えずにいると、価格が上がってしまった」というわけだ。しかし、2007年は、価格相場がずっと上昇傾向にあったにもかかわらず、購入した物件価格はダウンしたということは、買う側の「なるべく価格は抑えておこう」という堅実なマインドがみてとれる。
■夫婦のみ世帯が購入した新築マンションの平均価格推移

■夫婦のみ世帯が購入した新築マンション価格

圧倒的に2LDKよりも3LDK。平均専有面積は74.8m2
夫婦のみ世帯が購入した物件の間取りは、2LDKが14.1%に対し、3LDKは69%。70m2台が約半数を占め、平均専有面積は約75m2と、夫婦ふたり世帯は、圧倒的にファミリータイプの物件を選んでいる。(購入前の住まいの平均専有面積は約53m2なので、その差は20m2――つまり、購入後は、今の住まいよりも12畳広い部屋で暮らしている、というわけだ)。今は夫婦ふたりでも、「子どもがいずれ生まれても十分な広さの家を」と考えているのだろう。(しかし、実際に子どもがいる世帯では、4割以上が80m2台を購入している。つまり実際はもっと必要なのだ)。
ただし、2002年の78.0m2をピークに平均専有面積は年々狭くなっている。予算が上げられない、でも不動産相場が上昇し、ある程度広さは妥協しているというのが実状だろう。
■夫婦のみ世帯が購入した新築マンションの間取り

■夫婦のみ世帯が購入した新築マンションの専有面積

購入エリアは郊外化傾向がさらに強まる
その理想と現実のしわ寄せが一番に来ているのが「立地」。夫婦のみ世帯が購入した物件の所在地では、神奈川県が最も多く、次は東京23区となっている。しかし時系列でみると、2004年をピークに、「東京23区」は減る一方で(当時は約半数が東京23区内に購入していた!)、今は4分の1を下回ってしまった。以前は、住宅相場が下落し、都心回帰の現象が起きていたが、相場が上がり、都心物件は手が届きにくくなったのだ。その代わり、2007年に急浮上してきたのが埼玉県、千葉県だ。超メガ級の大規模物件を中心に、供給自体も多く、選択肢も豊富だったといえる。
ちなみに2007年に夫婦世帯が購入した、具体的なエリアは、江東区、足立区、板橋区、川崎市幸区、川崎市中原区、横浜市港北区、埼玉県川口市、千葉県船橋市などが上位。
■夫婦のみ世帯が購入した新築マンションの物件所在地の年間推移

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