20代で購入するシングル女性は男性の6分の1
シングルでマンションを購入する人の平均年齢は37.4歳で、やはり購入の中心はアラフォー世代だ。しかし男女別にさらに細かく見ていくと、男性は20代が2割以上いるにもかかわらず、女性はたったの3%しかいない。それに対し、女性は40代以上が33%(そのうち50代以上が1割)で、男女間で大きな差があることが分かる。総じて、男性のほうが大企業に入社し、若いときから年収が高いので、20代から家を買うことも選択肢のひとつに考えられるが、女性は、コツコツ貯金をしてから家を買う行為に出ているのでは?と考えられる(それは資金計画の組み方にも表れるのだが、それはまた別の回で)。
■新築マンション購入者の年齢層(シングル世帯の場合)

男女ともやや高年齢化傾向にあるのは共通
■新築マンション購入者の平均年齢昨年比(シングル世帯の場合)

昨年に比べ、平均年齢は男性が0.8歳、女性が1.9歳プラスで、両方とも上昇している。晩婚化傾向にある今、社会全体の未婚男性、未婚女性の年齢が上がっていることが背景にあるだろう。また、最近はマンション価格がやや上昇傾向にあるのに、年収のアップはまだまだで、「家を買える人=頭金もたまった年齢も高い人」という現実も見え隠れする。また、グラフにはないが、「住宅を購入するのは2回目以上」と回答したシングル層が15.4%で、前年の11.5%から増加傾向にあることとも関連しているかもしれない。さらに良い住宅環境を求めて、2件目に買い換えたり、1件目を賃貸にして資産運用として活用するなど、積極的な住宅購入行動をとるシングル層が増えているのかもしれない。
年収600万円未満が女性は約55%、男性は約47%
年収で見ると、男女ともに600万円未満が半数前後いることが分かる。国税局の平成18年民間給与実態統計調査によると、30代後半の男性の平均年収が全国で555万円、女性は294万円。40代前半は男性が629万円、女性は280万円で、購入しているのは、男性は平均的、女性はかなり平均より高い年収の購入層が浮かび上がる(ただし、国税局のデータは全国平均なので、東京ならもっと高いはず)。つまり、「普通の会社員が普通に新築マンションを買っている」のだ。また、年収800万円以上の購入者が男性は25%超もいるが、女性はその半分に過ぎない。年収800万円以上といえば、上場企業の課長〜係長クラス(?)なので、男女格差が大きいこともうなずける。やはり一部の物件(都心、ハイグレード等)は、一部の人しか買えないモノなのだ。
■新築マンション購入者の世帯年収(シングル世帯の場合)

実際に、シングル&DINKS向けマンションを見てみる