たび重なる引っ越しで、家賃その他で3000万円以上
自由業のトモコさん(仮名・44歳)は、「私、ずっと同じ場所に住み続けることができない性分なんです」と、常々「賃貸派!」と言い切っていた。そこで、今回、24年間の賃貸生活で、家賃、敷金・礼金、更新料を、これまでどれくらい払ってきたか計算してもらった。すると、なんと合計3180万円という、トンデモナイ金額がっ! 「賃貸ならではの身軽さがイイ」が信条だったトモコさんも、さすがに愕然とした。 トモコさんは、アラフォーのなかでも、バブル絶頂のころに大学生、新入社員時代を過ごした世代。「買ったマンションをすぐ転売して何千万円も儲ける人がいる一方で、2000万円も値下がりしたり、不動産購入って、怖いイメージがあったのよね〜。でも、今思えば、買ってもよかったのかなぁと思う」
ワンルームに払い続けた家賃は1000万円以上
20代から住み続けている部屋は、モノ、モノであふれている。「引っ越ししないままきたので、捨てるタイミングがなかった」
同じ部屋に住み続けても費用はかかる。会社員のマサユキさん(仮名・37歳)は、24歳からずっと13年間、渋谷区の20m2のワンルームに住み続けている。家賃は管理費込みで7万1000円。2年に1回の更新料を含めると、その部屋に1150万円も払った計算になる。「引っ越そう、引っ越そうと思いつつ、ついつい面倒でこんなことに。ちょっと調べてみたら、ほぼ同じ条件で、すぐ近所に1800万円ぐらいで買えるんですよね・・・・・・」。 アラフォーともなれば、学生のころのようにワンルームでは満足できないはず。しかし、ちょっと広い部屋を探すとなると家賃も高くなり、「買ったほうがいいんじゃないか」と、購入を検討し始めるケースが多いのでは?
ずっとひとり? 老後も気になる「around40」
実際に、リクルートが行った首都圏新築マンション契約者動向調査によると、シングル世代では、女性は5割以上、男性は4割以上がこの世代。40歳という年齢に、「もしかしたら結婚しないかもしれない」「老後を考えると、部屋を借りにくくなるかも」「親をいずれは呼び寄せることになるし・・・・・・」と、人生の岐路に立たされる年齢なのかもしれない。しかも、これまで10年以上(人によっては20年!)働いてきて、1000万円以上のまとまったお金が貯まっているころ。自分の人生を変える意味で、マイホーム購入を考える“お年ごろ”といえそう。
しかし、マサユキさんから、「でも、買うと税金とかかかるからなぁ。どうなんだろう」という質問が。確かに。では、購入と賃貸、どっちがトクなのか、次回でシミュレーションしてみよう。
※ 2007年首都圏新築マンション契約者動向調査(リクルート)より