家賃並みでずっと広い家に住める
居心地のいい、約15畳のリビング。「南向き、角部屋で日当たりがいいのが決め手でした」
マユミさん(37歳・仮名)が、マンションを購入したのは3年前。「当時住んでいたアパートは、家賃10万円、2DKの45m²。結婚5年もすると、だんだん物が増えて狭くなって・・・・・・。もっと広い部屋に引っ越そうと思ったら、駅から15分でも家賃は15万円以上もするんですよねぇ。それなら、買ったほうがいいかも、とマンション探しを始めました」。購入したのは約4000万円の3LDK。毎月のローン返済額は10万円と家賃並みで、広さは74m²と格段に広くなった。「ずっとほしかったソファや大型テレビも買いました。家を買ったら、家で過ごす時間が楽しくなりましたね」
子どもが生まれたからこそ持ち家のよさを実感
そして、昨年夏に長男を出産。「あんなに小さな赤ちゃんなのに、家族が一人増えると物が増えるんですよね〜。遊ばせるにも広さは必要だし、生まれる前に広い部屋に引っ越しておいてよかったなと思います」。また、子どもが生まれたことでさまざまな行政サービスを受けられるなど、思っていた以上に地域に密着するように。「子どもが生まれるとその街に知り合いも増え、愛着がわくから、住み替えがしにくいですよね」。
また、気になるのはお金の話。これまでは夫婦ふたりでローンを返してきたが、出産を機にマユミさんは仕事をいったん辞めた。しかし、共働きの間に500万円の繰り上げ返済をし、返済額を2万円少なくしている。「管理費・修繕積立金を含めて10万円台。これなら夫ひとりでも十分返せる額です」
「結婚と同時にマイホーム」のメリット
モデルルームと式場選びを同時に行う新婚カップルもいる
結婚と同時に家を買うケースも少なくない。結婚準備とモデルルーム巡りを同時にするのだ。
では、どんなメリットがあるのだろう。
まず、家を買うことで家計が締まりやすい。共働きは、それぞれに収入があるため、お互い別会計という夫婦は多い。しかし、余裕がある分、何にどれだけ使ったか把握しないため、ついついムダ遣いが多くなり、かえって貯蓄しにくいのだ。しかし、家を購入すれば、財布を一緒にするキッカケになる。そうなれば、家計を管理しやすく、「がんばって貯蓄して、繰り上げ返済をしよう」などと目標を立てやすい。
また、家具も新居も新しく、夫婦の新たな生活をスタートできるのもメリットだ。結婚資金と同様、双方の親が頭金を援助してくれるケースもある。
結婚と同時に家を買うということは、その分、共働き期間が長くなり、その間に繰り上げ返済で、どんどんローンを返していくこともできる。
―――とここまでいうと、メリットばかりのように聞こえるが、もちろん、デメリットもある。