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HOME > 住まいのなんでも調査隊 > 戸建てのココが気になる編vol.31

住まいのなんでも調査隊
vol.31 急増中!オール電化住宅の住み心地は?
オール電化の一戸建てって、どんな家?
 オール電化の一戸建ては、文字通り電気だけで給湯から冷暖房までを行います。ガスをまったく使わない点が大きな特徴といえるでしょう。ガスを使わないので、ガス漏れ事故のリスクもなく、一般的には安全でクリーンなイメージが定着しています。もっとも身近なものが、こちらも人気急上昇中のIHクッキングヒーターではないでしょうか。キッチンで直接火を使わないことから、安全で手入れも簡単と評判。たとえば子どもたちにも安心して料理を手伝わせることができるといわれています。
 マンションを含めて、オール電化住宅が増えている背景には、エコキュートと呼ばれるヒートポンプ式の給湯設備の小型化が挙げられます。例えばマンションにも対応できるような省スペース化が進み、機能的にも高まっています。
オール電化の一戸建て
オール電化の一戸建てが増えている
そのメリットはどんなところにある?
 オール電化住宅のメリットはいくつかありますが、安全・安心で環境にもやさしい点、給湯や冷暖房コストが抑えられる点が大きなポイントです。
メリット1 安全でクリーンな生活を実現
 やはり、オール電化住宅は安全でクリーンなイメージが強いようです。キッチンはもとより、給湯器でも直接ガスの燃焼がないので安心感があり、燃焼に伴うCO2の削減という意味では環境にもやさしいのです。
メリット2 ランニングコストが抑えられる
 どのような暮らし方をするかにもよりますが、月々のランニングコストを抑えるメリットがあります。エコキュートは空気の熱からヒートポンプシステムによってお湯を沸かすので、エネルギー効率が高くなります。また、夜間の割安な電力で給湯することによるメリットも見逃せません。
メリット3 災害時のスピーディーな対応も
 大地震など、災害時にもオール電化は威力を発揮します。一般的には、災害時のライフラインの復旧は、電気がもっとも早いといわれています。さらに、大量のお湯を貯めていますので、水道が止まっても非常用の水が確保されていることになります。
知っ得コラム
一般的なガス・電気併用の家と比べて、建築コストは少し高め
 まだまだ普及途上のオール電化の一戸建てですが、メリットは理解できても、その建築コストが気になるところ。実際はどうなのでしょうか。全戸オール電化の分譲を手がける小田急不動産によると、「ガスを使った通常の建て売り一戸建てに比べて、トータルで350万円ほど高いと試算しています」(同社住宅事業本部・高岡満さん)とのこと。ただし、この数字は太陽光発電システムなどを装備したもの。オール電化だけなら、ガス併用よりも100万円ほどコストがよけいにかかると考えたほうが良さそうです。
全戸オール電化の分譲地を訪ねると
 東京・多摩ニュータウンの一角、実際に全戸オール電化住宅で注目されている分譲地を訪ねてみることにしました。
オール電化にとどまらず、環境共生がテーマ
 しばしば実験的な試みの舞台となる多摩ニュータウン。この分譲地のテーマはオール電化を含めた環境共生にありました。首都圏でも珍しい分譲予定の全31戸がオール電化住宅です。さらに太陽光発電システムや庭の水やりなどには雨水再利用システムを標準装備しています。ほかにも一戸建てでは珍しいディスポーザーをはじめ、ホームセキュリティ、電気錠や光ファイバーなど、最先端の設備が充実しています。全戸オール電化とはいえ、電線を地中化することですっきりと美しい街並みとなっています。
オール電化+環境共生の概念図
オール電化+環境共生の概念図
IHクッキングヒーター リビングの温水式床暖房 キッチンのディスポーザー
IHクッキングヒーター 温水式床暖房 ディスポーザー
専用調理器具でなくても使えるようになってきた リビングの床暖房もエコキュートの温水を使用 一戸建てではまだ珍しいディスポーザー
温水式浴室換気乾燥機 太陽光発電システム エコキュート
温水式浴室換気乾燥機 太陽光発電システム エコキュート
浴室の乾燥機も温水を利用する 通常の日中の電力は太陽光発電でまかなえる 最新型の多機能エコキュートですべての給湯を行う
 
住んでいる人に聞きました
オール電化で暮らす安心感は高いですね
Kさん  この街を見学に来たのは、やはり「オール電化」という言葉にひかれたからです。以前住んでいた家を建て替えるならオール電化住宅にと思っていたくらいですから。理由は火を使わない安心感に尽きますね。引っ越してきてまだ2週間ですが、その判断が間違っていなかったことを実感しています。将来のことを考えても、やっぱり安心できますから。あとは電気が災害に比較的強い点も同様です。ここは災害時用に太陽光発電による非常用コンセントがあるんです。街並みも美しくて散歩も気持ちがいいですし、何より環境にやさしく暮らしているという充実感も大きいと思います。
今後はさらに増えそうなオール電化の一戸建て
 最近の大規模な一戸建てのプロジェクトを見ても、それぞれのプランや仕様に個性を持たせるという意味からも、オール電化のプランが増えてきています。そして人気も高いようです。多少のコストはかかっても、プラスアルファの価値観があるものに対しては興味が高まっているといえるでしょう。建て売り一戸建ても、かつてのような画一的なパターンだけではなく、オール電化、電線の地中化、可変性の高い間取り、外断熱工法など、多様なスタイルが受け入れられてきているのが現状。なかでもオール電化住宅からは目が離せそうにありません。
先輩購入者に学ぶ
思い切ってオール電化+太陽光発電にして大正解
  Sさんの家探しのきっかけは、子どもたちが成長したこともあり、広くてのびのびした暮らしがしたかったこと。子どもの学区を変えずにすむエリアを中心に探したそうです。当初はできるだけ仕切りをなくして広々した空間にこだわっていましたが、気に入った物件が見つかり、建築前だったこともあって、さらに別のこだわりが加わりました。オール電化住宅+太陽光発電システムに外断熱工法です。
「当初のプランではIHクッキングヒーターだけでしたが、どうせなら安全で快適と評判のオール電化住宅にと考えました。これに太陽光発電システムを加え、外断熱工法の一戸建てにすることで、毎月の光熱費をかなり抑えられるのではないか、またそれだけでも地球環境にやさしい家になるのではと、少しずつ夢が広がったのです」とSさん。
 実際、毎月のコストダウンを聞いて驚きます。以前のマンションより大幅に広くなったにもかかわらず、電気代は真冬を除いて5000円台〜7000円台。しかも、太陽光発電で売電したお金はこれとは別に振り込まれるそうです。真冬でも暖房を24時間つけっぱなしで1万円ちょっと。以前は電気・ガスに石油まで使って倍以上かかっていました。「夜から早朝にかけての安い電気を使うため、炊飯器や洗濯機もすべて朝7時前にすむようセットしています。主婦としては、毎月かかる電気代が安いのはうれしいですね。またIHクッキングヒーターも気に入っています。温度調節が簡単ですし、汚れを落とすのが楽。これなら安心して子どもたちに料理を手伝わせることができます」と妻は満足そうに話してくれました。
リビング
約20畳のリビングは極力仕切りをなくしたゆったり空間に
千葉県・Sさん
プロフィール
 夫(45歳)、妻(37歳)、
 長女(11歳)、次女(8歳)の4人家族


購入物件
 土地面積/150m2
 建物面積/125m2
 間取り/4LDK
 交通/最寄駅からバス13分徒歩4分
IHクッキングヒーター 浴室 太陽光発電システム 静かな住宅地
お気に入りのIHクッキングヒーター 大き目の浴室だが、お湯張りなど給湯も楽々 太陽光発電システムで使いきれない電気は売却してる 静かな住宅地に立地
取材・撮影協力/小田急elタウン南大沢フロンティア


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