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HOME > 住まいのなんでも調査隊 > 戸建てのココが気になる編vol.21

住まいのなんでも調査隊
vol.21 一戸建てにはどんな収納スペースがある?
一戸建ての収納率は10%以上が一般的、ポイントはタテ空間の有効利用
収納が充実していると、家の中がすっきり整理でき、毎日気持ちよく快適に暮らすことができます。当然、一戸建てを見学するときには収納スペースも気にしたいところです。
収納スペース
一戸建ては収納スペースが豊富
収納率で見ると、マンションは7%〜8%、一戸建ては10%以上が目安
 マンションの販売などでよく目にするのが「収納率」という言葉。これは床面積全体に占める収納スペースの割合を表しています。最近は専有面積が増えていることもあり、マンションの収納も充実しつつありますが、収納率で見ると7%〜8%程度が多いようです。それに比べると、一戸建てでは10%以上が一般的。収納スペースで見ると、一戸建てに余裕があることが分かります。
タテ空間を生かした収納がポイント
 住まいの収納を面積の大小だけで測ることは無理があります。というのも、同じ面積でも高さの違いによって収納力に大きな差が出るからです。一戸建てが得意なのは、このタテ空間を生かした収納スペース。例えば床下収納庫や小屋裏収納などは、マンションでは一部を除いてなかなか実現しない収納スペースといえるでしょう。
床下収納庫
キッチンには床下収納庫も
各スペースごとに必要な収納を。チェックポイントと合わせて見ていこう
それでは一戸建ての収納スペースを具体的に見ていきましょう。現地見学へ出かけたときにチェックしておきたいポイントも、併せて解説していくことにします。
玄関
 玄関に必要なのは家族の人数分の靴を収納するスペース。玄関にゆとりがあれば、天井近くまでの大型収納の設置が可能ですが、下駄箱レベルの収納が中心です。これだと家族4人分の靴が入るかは微妙なところ。扉を全開して収納力をチェックする必要があるでしょう。最近増えてきているシューズインクロークがあれば、スキーやゴルフクラブなど大きなものも収まり、使い勝手は抜群です。
一般的な玄関収納
一般的な玄関収納
シューズインクローク
シューズインクロークで収納力アップ
廊下
 廊下に設置された収納は使いやすいという声が多く聞かれます。できれば奥行きに余裕があると、掃除機など毎日使うものでかさばりやすいものが収納可能。さらに必要に応じて段差を変えられるといいでしょう。できれば1階と2階の廊下、それぞれに収納があるのが理想です。
廊下の収納
大型のものが入る廊下の収納
リビング
 リビングの広さを重視するあまり、収納を確保していないケースもあります。でも、子どもが小さなうちは家族そろってリビングダイニングで過ごす時間がほとんどではないでしょうか。例えばオモチャなどもすぐに出し入れできるほうが便利。大きなスペースでなくてもOKなので、リビングダイニングに1カ所は収納が欲しいところです。
リビングにも収納が
リビングにも収納があると便利
大型収納を備えたリビング
大型収納を備えたリビング
和室
 和室につきものなのが押入れです。布団を入れるためには奥行き90cmがめどですが、なかには設計上の問題から奥行きが足りないケースも見られますので注意しましょう。押入れの上部に天袋がある場合、その収納力はあなどれません。季節ごとに出し入れするものなどの収納に重宝します。
天袋付きの押入れ
天袋付きの押入れ
洋室
 洋室の収納といえばクロゼット。クロゼットの役割は洋服をしまうことが中心ですので、奥行きは60cm程度が使いやすいはず。主寝室にはウォークインクロゼットが設置されていることも多く、内部の広さに合わせて使いやすさの工夫がしてあるかがポイントです。加えて湿気対策がされているかもチェックしましょう。
通常のクロゼット
通常のクロゼット
ウォークインクロゼット
主寝室にはウォークインクロゼット
キッチン
 一戸建てではシステムキッチンの収納スペース以外も充実しています。床下収納庫はその代表例で、大きめの食品などをストックしておくのに役立ちます。これはケースをはずすと床下点検口の役割も。また、細々とした調味料などをしまっておくのに便利なのは食品庫があらかじめ設置されているケースも多く見られます。一方、システムキッチン部分の収納は、最近では収納するもの別に使い勝手が工夫されています。特に高いところにある収納扉には、実際に手を伸ばして確認してみましょう。
システムキッチン
システムキッチンには収納充実
食品庫を備えているキッチン
食品庫を備えているキッチン
洗面室
 洗面室では細々としたリネン類をしまう用途に合わせた収納が必要です。逆に大きな空間は使いにくい可能性もあるので注意しましょう。たとえば洗面台下の収納も何段かに仕分けされていると使いやすいはずです。また、洗面室にも床下収納庫があると、やはり洗剤などのストックに役立ちます。
洗面室
小さな物の収納が中心の洗面室
床下収納庫
洗面室にも床下収納庫がある
トイレ
 トイレで収納するものはトイレットペーパーやタオル類などに限られます。したがって、それほど大きな収納スペースは必要ありません。ちょっとした収納スペースと手洗い器があればいいでしょう。
トイレの収納
トイレの収納は小さめでOK
小屋裏
 屋裏収納も一戸建てならではの大型収納スペース。家の構造にもよりますが、3畳から10畳程度まで広さはまちまちです。ただし、天井が低いことから注意しなければならないことが多く、物の出し入れには簡易式のハシゴを使うことになるので頻繁に出し入れするものは向きません。同様にロフトを収納スペースとして活用することも可能です。
小屋裏収納
季節用品を中心にしたい小屋裏収納
ロフト
ロフトも収納スペースとして活用できる
知っ得コラム
まだある!こんな収納スペース
 ここまで見てきた以外にも収納スペースが確保されているケースがあります。例えば、デッドスペースになってしまいがちな階段下の空間。収納としては変形空間になりがちですが、廊下の収納同様に使い道があります。さらに納戸と呼ばれる、2畳〜3畳程度の収納スペースがある場合も。また、最近では2階の洋室を広く設計し、可動式の収納で必要に応じて部屋を仕切るような工夫も見られます。さらに家の外から出し入れする外部収納がある場合もあります。
収納スペースの多さではなく、必要なところに必要な収納があるか
 一戸建てにはさまざまな種類の収納がありますが、もちろんすべての家にこうした収納スペースが確保されているわけではありません。プランニングによって、ある部分の収納が充実したり、そうでなかったりというのが一般的です。大切なことは、全体の収納スペースが多いか少ないかよりも、必要なところに必要な収納があるかどうか、それが使いやすいかどうかです。現地見学をする際には、何を収納するのか想定しながら、より具体的にチェックしていくことをおすすめします。


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