住宅情報ナビ  新規会員登録サイトマップ
HOME > 住まいのなんでも調査隊 > 戸建てのココが気になる編vol.1

住まいのなんでも調査隊
vol.1 一戸建てにはどんな種類がある?
開発規模で環境や建物の大きさ、エリアもある程度決まってくる
 新築一戸建てを検討するとき、大きなポイントになるのが土地・建物のサイズと街並み・周辺環境です。これは開発規模と関係があり、規模によっておおまかな傾向をつかむことが可能なうえ、エリアもある程度決まってきます。一覧表にまとめてみたので、自分たちの希望はどのタイプか、一戸建て探しをスタートするにあたり、参考にしてみてください。基本的には、エリア限定で広さや環境よりも利便性を重視する人は小規模開発。広さや利便性、街並みなどのバランスを重視する人は中規模。通勤時間は多少かかってもゆったりした家の広さと街全体の環境にこだわる人には大規模開発が向いているといえるでしょう。
 もうひとつ、知っておきたいのは売主の不動産会社について。小規模開発は地元の工務店や不動産会社などが中心。中規模はパワービルダーと呼ばれる首都圏を中心に展開する住宅会社が多く手がけ、大手・中堅の不動産会社も活発に参入しています。一定量をまとめて供給することでコストダウンを図り、独自の技術も開発して住宅性能を高めるケースも目立ちます。一方、郊外型の大規模になると、長い年月をかけて販売することもあり、大手の不動産会社が企画から販売までを一貫して行う場合がほとんどです。
エリア
開発規模別一戸建ての傾向と特徴 ※あくまで目安ですので注意してください。
規模 戸数 土地の広さ 出やすいエリア 住み心地
小規模開発の一戸建て 小規模開発の一戸建て
数戸単位 土地60平米〜100平米程度 都心エリア中心に都心隣接エリア 既存住宅地の中に1、2棟だけ建つこともあり、近所の家族構成が偏る場合も。利便性は高く、生活施設は整っている傾向にある。都心や都心近くの3階建て住宅はこの規模が多い。
中規模開発の一戸建て 中規模開発の一戸建て
数十戸単位 土地100平米〜130平米程度 都心隣接エリア〜郊外エリア 最近増えているタイプで、ある程度まとまった区画に統一感のある街並みが期待できる。価格的には周辺同程度物件より少し高めのことが多い。都心へのアクセス、住宅地としての完成度など、バランスのとれた一戸建てといえそう。
大規模開発の一戸建て 大規模開発の一戸建て
数百戸〜数千戸単位 土地150平米〜250平米程度 郊外エリア中心 郊外型の大規模ニュータウンと呼ばれ、10年以上かけて開発するケースも多く、イラフラ整備からスタート。購入する家族構成や価値観などに共通点が多く、良好なコミュニティが形成されやすい。街並みの統一感も。難点は都心方面へのアクセスといわれる。
先輩購入者に学ぶ
十数戸の規模があるので、安心感があり住みやすいですね
 最初は新築マンションを見学した笠井さんですが、「子どもたちのことを考えると、やはりのびのび育てられる一戸建て。途中で新築一戸建てに方向転換しました」とのこと。それからいろいろ見学しましたが、結局、十数戸の規模で開発された現在の家を選択しました。決断のポイントは建物や間取りが気に入ったことに加え、大きすぎず、小さすぎず、ほどよい規模だったことにあるといいます。一戸建ての場合は周辺の街並みや環境が大切だということを、見学を重ねるにつれて実感したそうです。「入居の時期は少し異なりますが、子どもも親も年齢が近かったことがあり、すぐにご近所と仲良くなれました」(笠井さん)。加えて周辺エリアで一定の開発を多く手がける不動産会社の実績にも安心感を持ったそうです。
 実際の住み心地はどうでしょうか。「長男もすぐに環境になじみ、子どもを通じていろいろ交流があります。住んでいて安心感がありますね」と妻。明るいデザインの家々が並ぶ一角は、景観的にも統一されているので、毎日気持ちがよいそうです。
流山市・笠井さん宅
流山市・笠井さん宅   流山市・笠井さん宅
流山市・笠井さん >>
流山市・笠井さん宅プロフィル
 夫、妻、
 長男、二男の4人家族


購入物件
 新築一戸建て
 土地面積/124.56平米 
 建物面積/105.99平米 
 間取り/3LDK 
 交通/武蔵野線南流山駅から徒歩12分 
 価格/3980万円
工法は木造軸組みが主流、2×4も増えている
 もうひとつ、一戸建て選びで重要なのは工法です。表2ではもっとも数が多い木造軸組み工法と2×4(ツーバイフォー)工法、それに最近増えている木造軸組みに2×4の良い点を組み合わせた工法を比較してみました。

 新築一戸建ての多くは木造軸組み工法と呼ばれる工法が採用されています。地震の力などに対して柱と梁、いわば「線」で建物を支えますが、それらのつなぎ目は金物で固定し、より強度を高めています。一方、2×4工法は壁や床など「面」で建物を支える工法で、気密性の高さが特徴といえるでしょう。また、比較的地震にも強いといわれています。木造軸組み+パネル工法は、最近増えている工法で、両方の工法の良いところを合わせたものと考えてください。木造軸組みの柱と梁が作る四角形の枠にパネルをはめ込み、その四角形がゆがまないようにして強度を高めています。「線」に加えて「面」でも建物を支えるわけです。

 よく聞く言葉、「プレハブ住宅」についても触れておきましょう。これはハウスメーカーなどの商品によく見られますが、事前に工場で作ったものを現場で組み立てるスタイルを指しています。プレハブの中には2×4のようなパネル工法や木造軸組み工法、さらに両者を組み合わせたりする多彩な種類があります。大きな特徴は工期が短いことと、施工の精度が高いことです。ハウスメーカーが開発する住宅地では、当然、プレハブの家が販売されることになります。
一戸建ての工法と特徴
種類 構造 特徴
木造軸組み工法 木造軸組み工法
柱と梁(はり)で建物を支える構造。従来からある伝統的な工法なので在来工法とも呼ばれる 窓を自由にとりやすく、将来的なリフォームも自由度が高い。もっとも一般的な工法
2×4工法 2×4工法
壁や床など面(パネル)で建物を支える構造。北米が起源で日本でも定着している 柱や梁が出ないので大空間が作りやすく、工期も比較的短い。ただ、リフォームや間取りが制限されることも。輸入住宅などで多い工法
木造軸組み+パネル工法 木造軸組み

パネル工法
柱と梁(はり)に独自のパネルを加えることで、より性能を高めている 間取りの自由度など軸組みの特徴はそのままに、パネルを使うことでで耐震性能などをアップ。パワービルダー系に多い工法
基本的な特徴を理解したうえで、いろいろ見学してみることが理想のマイホーム購入への近道
こうした開発規模の違い、工法の違いはどれが強いとか優れているというものではありません。それぞれの特徴を理解し、選ぶ基準のひとつにすることが大切なのです。家選びのスタートにあたり、こんな一戸建てでなければイヤ! と思い込んでいるケースは意外と多いはず。でも、実際にいろいろなタイプの一戸建てを見学すると、家族の好みやこれからの生活スタイルについて、さまざまな発見があるかもしれません。特徴を頭に入れつつ、実際に出かけてみることをおすすめします。


『住まいのなんでも調査隊』ご意見・ご感想はこちら

なんでも調査隊TOPへ戻る
Copyright RECRUIT CO.,LTD.