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| 住宅情報誌のアンケート結果でも「生活音」は、マンション購入希望者の半数以上が気にするポイント。建物完成前の購入が多い新築マンションでは、音の伝わり方は事前チェックができないもの。まずは「防音生活」の第一歩として、どんな音がどのようにして伝わるのか知っておきましょう。 |
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| 音は物や空気が振動することで伝わります。マンションは上下左右の住戸が床や壁などでつながっており、物(躯体)を通じて伝わる音を「固体伝搬音」といいます。とくに上階の床を通じて伝わる「床衝撃音」は気になるもの。一方、サッシを通して聞こえる外部音、壁が共鳴して伝わり聞こえてくるTVや人の声などは、空気を通じて伝わる「空気伝搬音」といいます。 |
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| 気になる床衝撃音には、食器を落とした時のような中高音域で発生する「軽量床衝撃音(LL)」と、人が飛び跳ねた時のような低音域で発生する「重量床衝撃音(LH)」があります。そしてこの2つの床衝撃音の遮音性を総合的に表しているのが、カタログ等に記載されている「L-00」などの表示、「遮音等級」です。表示基準はJIS規格で定められており、数値が小さいほど性能が高く、現在の新築マンションではL-50以上が一般的。LHなら50〜55、軽量衝撃音を左右する床仕上げ材の遮音等級ではLL45以下の物が理想的です。また、物件パンフレットなどでは「LL」表記は見なれていますが、なかには「LH」表記まできちんと表記されている物件もあります。 |
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| ●重量床衝撃音 |
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| 相当スラブ厚 |
その他 |
11cm相当 |
15cm相当 |
20cm相当 |
27cm相当 |
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JISの Li,r,H等級 |
70 |
65 |
60 |
55 |
50 |
| 子供の走り回る音、大人の足音など |
うるさい |
発生音がかなり気になる |
よく聞こえる |
聞こえる |
小さく聞こえる |
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| ●軽量床衝撃音 |
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JISの Li,r,H等級 |
65 |
60 |
55 |
50 |
45 |
| 椅子、食器、通貨の落下音など |
うるさい |
発生音がかなり気になる |
よく聞こえる |
聞こえる |
小さく聞こえる |
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| *表示内容は近似的対応を示すもので実際の生活実感と完全に一致するものではありません。 |
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建築家 碓井民朗さん |
| 碓井建築オフィス代表。一級建築士として、マンションの設計監修、購入者相談などを実践。住宅関連著書多数。 |
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両隣と上階住戸の ルームプランは要確認 |
| 最近のマンションは多彩なルームプランが用意されています。そのため各戸のプランは様々で、例えば隣接する住戸タイプの水廻りが寝室に隣接している場合、生活騒音に注意が必要。特にコーポラティブハウスやSI住宅は様々なプランが考えられるので要注意。隣りの住戸の水廻りが居室に隣接する場合は戸境壁の厚さ25cm以上が望ましいでしょう。 |
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排水の配管は どんな設置になっているか |
| 上下水の流れる音は躯体を通じて伝わります。排水設備の配管には遮音材が巻かれているか、躯体であるコンクリートに直に接触しないように設置されているかが、音の伝わり方を左右します。二重床構造の場合、隙間に配管が通してあるため、配管を止める金具にゴム等の遮音材が巻かれているかも要チェックです。 |
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| “静かすぎる”ことによる弊害も… |
| 外部音対策では、二重サッシが標準装備でも安心は禁物。外部音は換気口から室内に伝わることが多いのです。かといって塞いでしまうと、確かに静かになりますが、静か過ぎて上階や隣戸のスリッパ音等が聞こえるようになることも。ある程度の外部音が聞こえることで、室内に40〜50dB程度の暗騒音を確保することが、結果的に快適な住環境を実現することになるのです。 |
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