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住まいのなんでも調査隊
vol.11 入居者に大好評!人と環境にやさしい快適キッチン設備
使ってみて実感!暮らしに便利なキッチン設備
新築マンションに入居された方を対象に行ったアンケートで、みんながお気に入りにあげたのはやっぱりキッチン設備。実際に使ってみたら想像以上に便利だった!という声が寄せられています。
使って実感!便利な設備ベスト3!
便利な設備ベスト3
※2003年に新築マンションに入居した人を対象に、
  2004年11月にアンケートを実施。有効回答数212
「生ゴミってたまると結構な重さ。ディスポーザーを使うようになってからゴミ捨てがラクに!」「ゴミ集積室が生ゴミ臭くないのはいい」「浄水器一体型なのでキッチン廻りがスッキリで◎。ペットボトルの水を買わなくなってゴミ減も◎」「大鍋やまな板を洗う時、ノズル付き水栓は便利」「伸縮式のシャワー水栓はシンクの隅々まで掃除しやすい」
生ゴミ処理を手軽にできるディスポーザー、お料理や飲み水に安心でおいしい水を供給する浄水器、シンク清掃に便利なハンドシャワー水栓。これらの設備は暮らしを便利で快適なものにしてくれますが、同時に環境や人にやさしい設備でもあるようです。
今回の調査員…ケイカ
プロからのCheck&Advice
黒田秀雄さん キッチン・スペシャリスト
黒田秀雄さん
40年近いオリジナルキッチンの開発や二千軒以上のキッチン現場をこなしてきたキッチン界のカリスマ的存在。オールアバウトのキッチンサイトガイドで執筆する記事は、業界のリード役をになっている。
ポイント1
安全で美味しい水の確保:
浄水器
 キッチン設備の代表的なものには、食品保存の冷凍冷蔵庫、水周りのシンク・混合水栓.食器洗い機、加熱調理機器のクックトップ・オーブンレンジ・レンジフード等があります。これに含めて現代のキッチンでは、入りのカナメである水の問題と出のカナメであるゴミ処理の問題が大きくクローズアップされるようになりました。
 行政で見ると水道局・清掃局・下水道局が関係する諸問題が、家庭のキッチンとは無縁でなくなってきていることに気付かれると思います。
 水道局は飲料に適した水の供給という大命題をかなえるために、水源の確保から始まってキッチンの水栓端末にまでに目を光らせています。
 それでも、ガソリンよりも高い値段で売られているペットボトルの飲料水がここ十年の間に爆発的に売れるようになり、日本人の神話でもあり松下幸之助の水道哲学の元ともなったタダの水が、タダでは飲めないことの証となったのです。
 高価なペットボトルを使わず、安全で美味しい水を求めるユーザー達から支持されたのが浄水器です。活性炭の詰まったカートリッジやフィルターを通して得られる水は、臭いや安全性を求めるユーザーにとって何ものにも変えがたいキッチン設備の一つになったわけです。
ポイント2
生ゴミと環境問題対策:
ディスポーザー
 キッチンの出の課題であるゴミ処理の問題も、解決できればノーベル賞ものとまでいわれながら最善の答えはまだ出ていません。
キッチンから出る生ゴミのことを厨芥と呼びますが、紙ゴミやリサイクルゴミと分別された生ゴミをどのようにして処理するのかが難しい問題です。
 単体でディスポーザーを使用することは各地方自治体の指導で使用を禁じているところが多いのですが、合併式浄化槽とディスポーザーとを組み合わせた「生ゴミ処理システム」の導入には、増え続ける生ゴミ対策に頭を抱える清掃局と下水処理施設の高度化を達成しつつある下水道局との思惑が一致して、積極的な導入がすすめられ始めているのが実情です。
 居住者にとって、生ゴミをシンクに流し込むだけで処理してくれる「生ゴミ処理システム」は福音に映ることだと思いますが、そこには環境問題への配慮も忘れてはなりません。また子供たちに生ゴミはシンクに放り込めばそれでお仕舞いといってしまうことが、果たして食育の観点から良いのかどうかも意識しながら使っていただきたい設備の一つといえるでしょう。
 生ゴミ処理には他に、コンポスト化することのできる機械もあります。ディスポーザーのように生ゴミを放り込めばお仕舞いというわけではありませんが、地球環境問題とこれからの日本人社会の将来像をみた時にどうあるべきかを考えることが一番必要とされていることを痛感します。
今回のテーマに関係するリンク集
キッチンにはどんなタイプがあるの?
カウンターキッチンって本当に使いやすいの?
家事がラクなキッチンってあるの?<動線・レイアウト編>
マンションのキッチン収納アラカルト!<基礎編>
便利で快適+環境・カラダにもやさしいキッチン設備
毎日使う設備だから、便利さに加えて環境や体にやさしいのは二重のヨロコビ。健康は環境による影響も大きいもの。環境にやさしいということは、すなわち、私たちの健康にもメリットがあると考えられます。
おいしい水をつくる、浄水器
日本の水道水の安全性は世界でも高レベル。ですが、消毒用の塩素臭やカルキ臭が気になることも。また、水中の有機物と塩素が結合すると、人体に有害な化学物質が発生する可能性もあるとか。浄水器は、活性炭などのろ過材によって水道水をろ過し、残留塩素やカルキ臭、カビ臭などを取り除き、体にやさしく、おいしい水をつくるものです。後付けタイプでは水道の蛇口付近に取り付けるものなどがありますが、新築マンションではかなりの割合で標準化(ビルトイン)が進んでいます。
新築マンションで主流の浄水器タイプ
水栓一体型
浄水器のカートリッジが水栓に組み込まれているタイプ。浄水・原水分岐型と、一つの蛇口をレバー切り替えで浄水と水道水とに切り替えられる一体型があります。
アンダーシンク型
キッチン下に浄水器を設置したタイプ。給水管に直接取り付けるビルトイン型が主流です。
水栓一体型 アンダーシンク型
ろ過材別・浄水器タイプ  
活性炭式
おもに有機繊維や石炭ピッチなどを原料とする、繊維状の活性炭をろ過材に使用。活性炭とは、表面に1ナノメートル(100万分の1mm)〜1マイクロメートル(1000分の1mm)という微小な穴のある炭素物質で、有機物の吸着力に優れています。
ろ過膜式
0.4〜0.01ミクロンという小さな穴のあいた中空紙膜などによって、鉄サビやカビ、にごりなどの微粒子類や一般細菌を除去。活性炭などと併用されることで効果を高め、現在使用されているものには活性炭式+中空紙膜タイプが多い。
セラミック式
ろ過膜に比べてさらに微細な孔を持つ、セラミックをろ過材としたタイプ。鉄サビや微粒子、一般細菌などを除去する。熱や圧力による変質に強く、長持ちしやすい。
最近話題の「活水システム」って?
浄水器が水道水をろ過によって浄化するのに対し、磁気などにより水を分子分解して性質を変えて活性化することにより、良質でまろやかな水にするシステム。新築マンションでは、受水槽近くに活水システムを設置することで、住戸内で使用する全ての生活水に活水を利用できるようにした設備が見られます。
メリット
・ サビの発生、汚れの付着を抑え、水廻り設備が長持ち
・ 入浴時などに「さら湯」の刺激を抑え、まろやかな肌触りに
・ 水本来の洗浄力が高まるため、清掃時の汚れ落ちがアップ
・ 細胞の活性化を促し、植物の育成などを助ける
生ゴミ処理はおまかせ!ディスポーザー
ディスポーザー 「ディスポーザー」は生ゴミを粉砕処理する便利な設備、として人気です。欧米諸国に比べれば普及率はまだ低いようですが、新築マンションに設置されるケースが増えてきています。設置には専用の排水処理システム(処理漕)が必須。ディスポーザーで粉砕処理した生ゴミは処理漕で処理した後に、排水として下水へ流されます。このシステムは集合住宅なら数十戸に1機の設置が可能なため、戸建てに比べマンションでの採用が多いようです。ディスポーザーには生ゴミ処理を手軽にするという点に加えて、ゴミの分別化が図れるといったメリットがあります。
メリット
・生ゴミをためずに済むため、生活空間から嫌なニオイを排除。
・マンションのゴミ集積場から生ゴミ臭を解消。住人みんなが快適に。
・生ゴミの体積は約1/20になり、焼却時の負担も減。戸建て用なら堆肥などへのリサイクルも可能に。
ディスポーザーの実力を検証! ディスポーザーを実際にテストしてみよう!

【ディスポーザーの使い方】
・シンク排水口の中に生ゴミを詰め、水を流し入れてスイッチオン。食器洗い時の洗浄水を使用すれば水の節約に。最新の設備では、自動的に給水して作動するタイプも登場しています。

・処理が終了すれば自動的にスイッチオフされます。

・使用後、排水口の残りカスを取り除き、ディスポーザーをキレイに保ちましょう。
※取材協力:TOTO お客様相談室/TEL:0120-03-1010
どんな生ゴミも処理できるの?
便利なディスポーザーも、生ゴミならなんでも処理できるわけではありません。粘度のある柔らかい物や大きな骨などは難しいようです。
処理できるモノ 処理できないモノ
野菜
果物

鶏などの小さな骨
その他、ほとんどの生ゴミを処理できます。
スペアリブなどの大きな骨
繊維が特に多い植物
カキやハマグリなどの大きな貝
木、竹類
紐類
その他、金属、陶磁器類、ガラス 石、ゴム、革類、布類、紙、ラップ、タバコの吸い殻など。
日々の暮らしのこんな一工夫で、生活排水のヨゴレを減らせます!
便利な設備で快適な暮らしを送ることと同時に、環境への配慮も積極的にしたいもの。日々の暮らしのシーンで、私たちが地球環境に対してできることがあります。おいしくて安心な水を利用することにばかり目がいきがちですが、家庭から出る生活排水にも配慮しましょう。
お米のとぎ汁は再利用を
お米のとぎ汁は、リンや窒素などを多く含み、水質汚濁の大きな要因にあげられています。とぎ汁自体は有害ではないので、庭木の肥料として再利用すれば植物の栄養になり、そのまま排水しないようにすることで環境にもやさしいというダブルメリットに。
汚れは洗う前に拭き取って
食べた後の食器や調理器具などの汚れは、いったん不要紙や布などで拭き取ってから水洗いを。油まみれの排水を防ぐと共に、洗浄水や洗剤の使用量減にもつながります。
油は固めて捨てるか再利用を
揚げ物などの料理に使った油は排水口に流してはダメ。油凝固剤で固めて可燃ゴミとして出したり、濾してから炒め物に利用するなど、できるだけ使い切りましょう。


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