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住まいのなんでも調査隊
vol.19 タワーマンションの住み心地をチェック!!
ナルホド!タワーマンション Q&A
超高層階の眺望生活には憧れるけど、実際はどんな感じなの?タワーならではの疑問・よくあるウワサに迫ってみました。
Q1 何階建て以上が「タワーマンション」?
A1超高層マンションは地上60m以上、すなわち20階以上
「タワーマンション」は、階数ではなくその形状による呼び名。分類としては一般に「超高層マンション」に属し、こちらは地上60m以上と建築基準法で定められています。1フロアの階高を3mとすれば、ほぼ20階以上となります。
Q2 タワーならではの特徴ってどんなものがある?
A2
高層階からの遮るもののない眺望!
これはいわずもがな、高層階ほど眼前に視界を遮るもののない眺望が楽しめます。(隣に同じような高層建築物が建たない限り…)街の灯りや遠くの山並み、湾岸部なら大海原。季節や時間によって様々に表情を変える空の色、タワーならではの自然との接し方ができます。

ホテルのような居住空間
エレベーターなどの設備を中央部分に設けたセンターコア設計が主流。住戸が全方位に配置され、玄関側が窓のない内廊下になるのでプライバシーを気にする方にはメリット。内廊下はカーペット敷きで空調完備、BGMが流れるマンションもあり、ホテルのような雰囲気も味わえます。

市街地でも隣戸間隔が保たれていることが多い

タワーに限らず、大規模物件では総合設計制度を利用することが多く、そうすると敷地内に公開空地が生まれます。敷地に余裕ができるので、隣接する建物との間隔も確保され、足下に公園や広場があるのもヨロコビに。
Q3 高層階のバルコニーは使用できるの?
A3安全上の理由から窓の開閉ができない所も
一般に上層階ほど風は強く、落下物の危険を防ぐためにも窓の開閉自体が不可の場合があります。また、バルコニーの使用はできても、洗濯物を干すことが禁じられているケースも。その場合はあらかじめ乾燥機が備え付けになることが多くなります。
Q4 携帯電話がつながりにくいって本当?
A420階以上はつながりにくいことも
携帯電話の電波基地局は10階程度のビル屋上に設置されていることが多く、電波は下方向に出ているため基地局から離れた20階以上では電波をキャッチしづらいようです。また、電波の干渉によって通話がしにくいことも。ちなみに超高層のオフィスビルではビル内に小型基地局を設置していることがあり、接続状況は高まるようです。
Q5 地震対策は大丈夫?
A5高い安全基準+構造上の配慮が行われています
地震による短い周期での揺れは、高い建物ほどゆっくり揺れてエネルギーを受け流します。さらに高層建築物は安全基準が高く設定されていて、免震、耐震、制震などの工法により安全性が高められています。地盤対策では、硬い地盤まで抗を打ち込んだり、状況に応じて地盤改良も行われているようです。
知っ得コラム
タワーマンション あなたは住みたい?興味なし?
編集部のY君のように、高所恐怖症の人にとっては「論外!」という意見もありますが、特徴が際立つタワーマンションは、意見がハッキリと二分されるようです。
(住宅情報STYLE 2004.12.1号より)
住みたい派 興味なし派
現在タワーに住んでいますが最高です♪街のシンボルになってるし、設備やサービスも抜群。部屋からの景色もナイスビュー、遠くからでもマンションが見えるので嬉しかったりします。(東京都品川区 Wさん)
タワーマンションは共用施設が充実しているというイメージ。それに内廊下なのでホテルのような暮らしができそうで憧れます。(東京都杉並区 Iさん)
タワーマンションは建物の耐震や防火への基準が厳しいと聞きました。万一の場合にも普通のマンションより安全なのでは?それに駅近物件が多いから便利に暮らせるのも魅力。(神奈川県横浜市 Iさん)
高層階は常に強風というイメージが。洗濯物はお日様で干したいし、バルコニーでガーデニングやお茶もしたい。そんな夢が叶わない気がします。高い所でなくても日当たりが良ければ私は満足。(神奈川県横浜市 Kさん)
いくつかMRを見に行きましたが、コンシェルジュサービスやスカイラウンジなど、過剰と思えるサービスや設備の多さが目につきました。管理費が高くなるような気がしたので我が家では候補から外しました。(埼玉県さいたま市 Mさん)
ギャラリーのオープンから竣工までの期間が長すぎて前向きに検討できない。2年先のローンの金利はなかなか読めないし、いつも微妙に揺れているという構造も心配。高層階は万一の時はしご車が届かない、朝はエレベーターが混雑というのも考えもの。(神奈川県横浜市 Iさん)
プロからのCheck&Advice
櫻井幸雄さん 住宅ジャーナリスト
櫻井幸雄さん
分譲マンションや一戸建てを中心に、豊富な知識と取材執筆経験を持つ。著作、テレビ出演多数。
ポイント1
上の階ほど大きくなる音と風
 地上から離れれば離れるほど静かになる、と考えられがちですが、さて実際は……。音が反響しながら上がって来るため、上層階ほどうるさいことを覚悟しなければなりません。同時に風も強くなります。もっとも、音も風も窓を閉めれば問題なし。窓を開ければ、意外に騒音があがってくるし、風も強いというわけ。超高層マンションは窓を開けて暮らすものではないと考えるべきでしょう。
ポイント2
新聞の朝刊が
玄関ドアまで届かないと……
 オートロックが普及した現在、朝刊が各住戸の玄関ドアまで届かないことが多くなっています。その場合、エントランスにある集合郵便受けまで朝刊を取りに行くことに……。しかし、24時間有人管理を採用していれば、警備員が配達人を確認し、オートロックをあけてくれるので、新聞が玄関まで届けられます。そんな点も注意したいところです。
ポイント3
根拠がない“超高層伝説”
 超高層に住むと肥満になりやすいとか、キッチンドランカーになりやすい、流産しやすい……等、いろいろな噂があります。しかし、いずれも根拠がなく、裏付けとなる統計データも存在しません。誰かがおもしろ半分で流す都市伝説の一つと思われます。
今回のテーマに関係するリンク集
マンションの日当たりは向きだけで決まる?
最新の防犯システムにはどんなモノがあるの?<共用エントランス編>
免震?耐震?地震に強いマンションってどんなの?
我が家のタワーライフ、こんな所がお気に入り!
タワーマンションの暮らしってどんなもの?実際に住んでいる方に、選んだ理由や住み心地について伺うために、なんでも調査隊が突撃取材!
Wさん 練馬区にお住まいのWさん
ご家族はご夫婦とお子さん一人でお住まい。
35階建ての23階(高さ約78m)
専有面積:73.02平米 3LDK(北西向き)
「今日はウチの階までできたね」建設中の様子を見に行くのも楽しみに
 以前は2駅隣の賃貸にお住まいだったWさん。月々の家賃負担額を考えて購入を検討し、子供の学校環境が変わらない近隣で物件探しをされていました。練馬駅前再開発計画でタワーマンションができることを知り注目。ギャラリーのオープンと同時に見学し、予約購入されたのは1999年のこと。「私は高い所が好きで、せっかくだから最上階に近いところが良かったんですが、家族の希望もあって20階台に。建設中は半月に一度くらい現地に見に行って、写真を撮ったり『○階までできたね』『ウチのフロアができたね』と家族で話したりしながら、できあがるのを心待ちにしていました」。
間取り図
朝昼晩と変わる空の色、雪景色や富士山の眺め。眺望は飽きずに楽しめます。
23階のリビングから眺める景色は格別!南や西向きは家具が焼けるし、夏は暑いという経験をしたためWさんは北西向きを選択、窓の向こうには富士山や南アルプスの山並みが望めます。「この前の獅子座流星群を、ウチの中から楽しめました。春になるとあちこちに桜が見えて、日本には桜の木が多いんだなぁとあらためて思いますよ。冬、雪が降ると眼下は一面真っ白に。東京の雪景色もなかなかです」

24時間有人管理でセキュリティ面も安心。暮らしやすさもほぼ満足。
気になる実生活面では、ゴミ出しは曜日・時間を問わずOK。新聞は管理組合で承認を取り、朝刊のみ玄関先まで配達だとか。(ゴミ当番、新聞当番を決めなくてもいいですね!)フロントではコンシェルジュサービスが行われ、宅配便が割引料金で利用できるというメリットも。また、日中はフロントにスタッフが常駐し、夜間も防災センターに警備員がいるので安心感があるそうです。「マンションでの暮らしやすさは設備の充実度で大きく違いますよね。その点ここは暮らしやすい。唯一、携帯電話の電波が弱くて話しにくいのが難点ですね」エントランスやロビー、通路、そして室内に至るまでホテルのようなしつらえに家族みんなが満足。快適なタワーライフをお過ごしです。(調査隊はチョット足がすくんでしまいましたが…)
バルコニーからの眺望
バルコニーからの眺望(H17.5.21撮影)
人気のタワーマンション、住み心地を左右するのはココ!!
タワーならではのメリット・デメリットはいろいろあるようですが、それでも「タワーマンションに住みたい!」という方のために、住み心地を左右するチェックポイントをあげてみました。
必需品!エレベーターの使い心地は?
朝の通勤・通学時などは込み合いがちなエレベーター。タワーマンションではそうした状況を考慮に入れて設計されているようですが、設置台数や速度、大きさなどは確認しましょう。

共用施設、サービスは?
低層階に住んでも、上層階にラウンジなどの共有施設があれば眺望も楽しめます。また各階に24時間OKのゴミ集積場があれば便利。

管理費、修繕費はどれだけ違うの?
共用施設や設備、人的サービス(コンシェルジュサービス、新聞配達、ゴミ収集など)の充実度は、その分管理費やメンテナンスなどの修繕費に反映されます。また、立地の良さ、耐震性の高い建物は評価額も高く、固定資産税にも跳ね返ってきます。

竣工までに周辺環境が変わることも
タワーマンションは完成までに期間を要するため、検討時にはなかった施設や建物が周囲にできる可能性も。花火が見えると楽しみにしていたら、1年後にはその方角に高層物件ができて見えなくなってしまった…という話も。周辺の開発計画は要チェックです。


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