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| スペインのビルバオには現代美術館、ハンブルクのハーフェンシティにはクラシックとロックのコンサートホールなど、かつて工業都市のイメージが強かったエリアに芸術・文化拠点をつくり、感動の苗を植える。こうした付加価値を求めて人々が集い、居住するようになると太田さんはいう。「汐留の四季劇場や天王洲アイルのアートスフィアのように、東京湾岸にも新たな文化施設があります。今後はより身近な部分にも文化的な仕掛けが増えていくといいですね」(太田さん) |
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| ハンブルクでは、都市開発の模型を熱心にのぞき込み、開発現場ツアーに参加する市民が多い。このように“自分たちの街”に興味を持つ人が多いのは、自治体が都市開発に関する情報開示を積極的に行うから。そういったなかで、例えばバリアフリーなどの提案が市民からあがるという好循環もあるようだ。「住民のニーズを取り入れるような仕組みづくりと、20年後、30年後の都市のありようを未来の担い手たちにも伝えておく。こうした姿勢は日本の行政でも必要なのではないでしょうか」(太田さん) |
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| ヨーテボリでは、フェリーとトラム(路面電車)とバスの共通カードで自由に乗り降りができる。また、ハーフェンシティではフェリーターミナルをつくって対岸のショッピングセンターに気軽に行き来できるようにする。いずれも水ぎわでの交通アクセスを良くするための好事例といえるだろう。 |
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| 水ぎわを楽しく散歩したり、くつろいだりするための工夫も見逃せない。例えば、ヨーテボリではグルリと回遊できる遊歩道で水辺を散策できるし、バーミンガムではローボート(キャンピングカーのボート版。宿泊も可能)でロンドンから運河下りを楽しむこともできる。 |
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| かつての火力発電所をモダンな現代美術館に蘇らせたロンドン。倉庫街をマンションに再生して街を復興させたバーミンガム。ハーフェンシティのコンサートホールも過去の遺産(倉庫部分)を生かしつつ、その上部に斬新な建物を建てるという計画だ。いずれも世界有数の建築家がデザイン性の高さを競い合っている。しかも例えばタービン工場を再生したホテルでは、スクリューをモニュメントとして飾るなど、昔の記憶を継承する工夫も見られる。 |
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| バーミンガムは倉庫街をマンション居住街区に変えただけでなく、オフィスビルやカンファレンスホール、さらには水族館やパブなどの娯楽施設まで取り揃えた複合開発だ。一方、東京でも恵比寿ガーデンプレイスや六本木ヒルズのように、住居もオフィスも商業施設も取り揃えた複合開発型が増えている。また、現在進行中の豊洲プロジェクトはマンション群とショッピング施設だけでなく、オフィス、レストラン、スポーツ施設に映画館、アートギャラリーに教育・研究施設も加わるなど、まさに住・職・遊・学の総合開発だ。 |
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