 |
家計の見直し相談センター
CFP ファイナンシャル・プランナー
藤川 太さん |
住宅ローンを利用するのはマイホームを購入する際ですが、実はこのローン金利、売却にも影響を与える要素となります。この売却とローン金利の関係を説明する前に、住宅ローン金利の推移を振り返ってみましょう。指標となるのが、住宅金融公庫の基準金利です(図1)。バブル以降の1990年代はもちろんですが、特に1999年から史上空前ともいわれる超低金利時代が続いてきました。「過去10年の金利の推移を振り返ってみても、今の低金利は、『異例』といえるかもしれません」(藤川さん)。今後の景気の動向にもよりますが、これから金利が上昇するのはどうやら避けられない状況のようです。
では、この金利が上昇すると住宅ローンはどうなるのでしょうか。仮に3000万円を現在の10年固定の住宅ローン(2.98%〈※〉)を利用した場合を基本として、1%、2%上昇した場合をシミュレーションしてもらいました。その試算結果が以下の通り(図2)。毎月の負担はもちろん、1%上昇するごとに、総支払額が600万円も増える結果です。これは家計にとって大きな負担となるだけでなく、心理的な圧迫感につながり、ひいては「売却」にも影響すると藤川さんは指摘します。 |