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第5回 満足度100%住み替え術 教えます 生活デザイン設計室サンク 古屋茂子さん

何となくイメージはあるけれど、満足できる住み替えは、どうやって進めればいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか。そこで今回はスタッフが全員女性という設計事務所「生活デザイン設計室サンク」の古屋茂子さんに、上手な住み替えについてお話をうかがいました。

古屋茂子さん1 生活デザイン設計室サンク
古屋茂子さん

プロフィール
20年以上、女性だけで「生活デザイン設計室サンク」を運営。女性ならではの視点を生かして、リフォームから新築一戸建て、マンションのプランニングと幅広く活躍中。著書に『間取りの読み方・描き方』(日本実業出版社)など

生活スタイルの変化に合わせて、積極的に住み替えを!

――住み替え、買い替えについて、どうお考えですか?
古屋茂子さん2 住み替えのパターンは大きく2つに分けられると思います。
(1)暮らしを楽しむための住み替え
(2)家族の成長に合わせた住み替え
ですね。私自身、自宅の買い替えを2回経験、現在は都心に住んでいますが、どちらかというと暮らしを楽しむほう。

「こんな街に住んでみたい」という憧れを実現したり、生活環境をガラッと変えてみたいというのが動機です。家族の成長にともなう住み替えは、子どもたちが大きくなって手狭になったとか、直接的な理由になるでしょう。この場合は、子どもの学校の問題を含めて、地域のコミュニティは失いたくないというケースが多いようです。例えば、大規模マンションなら、同じマンション内でより広いタイプに住み替えたりすることも選択肢のひとつですし、実際にそうしている人も多いですね。


――住み替えにおけるメリットは?
部屋 住み替えによって、より快適な住まいを手に入れることが前提です。基本的には私自身がそうしているように、ライフスタイルの変化に応じて、どんどん住み替えるべきだと思いますね。最初に家を買ったときは、たいていの人がそれだけで喜んでしまいます。でも、時間が経過して家族構成に変化が出たりすると、したい生活と住まいにズレが生じてしまうのです。

解消する方法としてリフォームして快適化する方法もありますが、限界はあります。そこで買い替えとなるわけですが、今度は経験値もあるので、家を見る目も肥えている。より満足でき、快適な住まいに住み替えられる可能性も高いはずです。住み替えにはパワーも必要ですが、それを楽しんでみるのもいいですよ。

家族の不満や希望をすべて洗い出すことから始める

――買い替えで失敗しないためには、どうすればいいのでしょう?
 大切なのは家族のコンセンサス、家族がまとまって買い替えに向かうことです。そのためには、現在の家に対する不満や新しい家に対する希望など、まず全員の意見を出し合ってしまいましょう。もしかしたら住み替えたいのは奥さんだけで、ご主人や子どもたちは希望していないかもしれませからね(笑)。

話し合った結果は、メモを取っておくと効果的です。その次に、洗い出した内容について優先順位をつけるといいでしょう。あまり細かな点よりも大きな視点から考えてみるのが成功のポイントですね。

――より満足度を高めるための秘訣は?
 そうですね。しっかり話し合って探したからといって、100%満足できる家が見つかるとは限りません。買い替え先の家そのものは80点〜90点くらいを目指しましょう。残りの20%弱はリフォームをしてプラスするという考え方もあります。

最近は中古に限らず、新築物件でもリフォームする人は増えています。大切な部分を自分たち仕様にすることで、満足度を100%に近づけることができるはずです。

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