室内飼育が一般化している昨今は、犬も猫も室内で排泄させるのがマナーとなりつつあります。室内にトイレを設ける際は、ニオイ対策はもちろん、隣家への配慮も心がけましょう。窓際は、隣の部屋にニオイが流れる可能性が最も高い場所です。洗面所など、掃除がしやすく換気がしやすい場所に設置するのが、ペットにも家族にも、近隣の人たちにもやさしい心づかいといえます。
犬の無駄吠えによる近隣トラブルを避けるには、犬が吠えるきっかけをつくらないことに限ります。住人の往来がある廊下や車通りの激しい道路に面した場所は、犬の警戒心をあおり、無駄吠えのきっかけとなってしまいます。家族の気配を感じ取ることができる場所であると同時に、隣家とは接していない壁際に犬用のスペースを設けると、精神状態が安定して困った行動を防ぐことができます。隣家との境界の壁に本棚などの家具を置いて、防音対策をすると万全です。
意外にうるさいのが、犬の足音。特に固いフローリングは、犬の爪があたりカチカチといった音が発生してしまいます。犬が自由に歩き回るエリアには、ラグやタイルカーペットなどを敷いて足音対策をしておくことを忘れずに。