働くシングル女性は、恋人との暮らしをどのようにしているのだろうか。前回(「独女の約7割は「片付けられない女」」)、前々回(「”独身マンション女子”2割、29歳に山」)に続き、今回は恋人との部屋での過ごし方についてを調査した。
現在、恋人がいると答えた女性は75%。極めて高い数値となった。そのうち、現在同棲中であると答えた女性は1割。現在恋人がいる/いないに関わらず、同棲経験者の数は34%に上った。
4人に1人がお互いの家を週に2・3日以上行き来している。忙しいなかでも時間をつくって、お互いの家を行き来している印象だ。お互いが家にいなくても、自宅に行ける強み”合い鍵”。お互いの縁をぐっと深めるキーアイテムでもあるが、合い鍵を持っている割合は4割近く、それも、4人に1人は付き合ってすぐに渡したり、渡されたりされているのが現状だ。「付き合ってすぐ」と「3カ月後」を合わせると、半数近くになり、合い鍵を渡すことはもはや”大イベント”ではなく、普通のこととして恋人同士で行われていることなのだろう。
自宅を行き来する上で、気になるのが自身の家や相手の家。お互いの部屋で不満に思っているところで最も多かったのが「部屋が狭い」と「ベッドが狭い」。「食器などの雑貨が少ない」が1割で次に続くが、「そのほか」と答えた女性の回答で最も多かったのが「キッチンが狭い」だったことを考えると、料理をする環境の不満が多いといったところだろう。女性であれば、ある程度の食器や料理環境をそろえることから、彼の自宅に関する不満であることが想像できる。
彼を自宅に招いた際に気にすることは「トイレ」だった。彼が自宅に来る前にすることとして、34%の女性が「トイレを念入りに掃除する」と答えた。そのほか、自由回答に寄せられたのは「仕方ないので掃除する」という回答も含め、「部屋を徹底的に掃除」が多かった。変わり種では「写真を整理」とあったが、どんな写真なのだろうか……。ちなみに「花を飾る」という項目も用意したが、回答はゼロだった……。
<調査概要>
実施期間:2010年07月12日(月) ~ 2010年07月16日(金)(インターネット上で実施)
調査対象:「日経ウーマンオンライン」メルマガ登録者、日経ウーマンオンライン読者の女性
有効回答数:231