ココが違った!欲しい家が見つかる人・見つからない人の境界線

公開日 2010年06月16日
ココが違った!欲しい家が見つかる人・見つからない人の境界線

違いが歴然!見つかる人・見つからない人の家探し

住まい探しが長引く人は、こだわる条件が多い

データ1

「広さは○m2以上で、日当たりが良くて……」など、住まい探しでは希望が膨らむもの。欲しい家が”見つかった人”と”見つからない人”との間には、こだわった条件に何か違いがあるのだろうか。両者に聞いた結果を見てみよう(データ1)。

トップ5にあがったのは「価格、エリア、間取り、広さ、日当たり」と、順位も含めて双方の条件は同じ。異なるのは、「こだわった」と答えた人の比率が50%を超えた条件の数を比較してみると、”見つかった人”においては3つなのに対して、”見つからない人”は5つという違いが見られた点だ。

トップ5圏外を見ても、”見つかった人”は6位が「駅からの距離(39.9%)」、以下「住宅の向き(29.1%)」「住宅の性能(27.2%)」「沿線(26.2%)」と、生活の快適さや便利さを重視する条件が続く。一方で“見つからない人”は、「売り主の信頼性(32.5%)」「施工会社の信頼性(31.6%)」も10位内に登場。価格、生活面、不動産会社について……など、さまざまなことが気になっているようだ。

希望する条件に優先順位をつける

【家が見つかる人はココが違う!】希望する条件に優先順位をつけて、” ゆずれないもの”を絞り込んでいる

データから分かるように、欲しい家が”見つかる人”は、家に求める条件が整理できている。”見つからない”人が”見つかる人”になるためには、

・希望に優先順位をつける→「これは必ず」「これはなくてもOK」と条件にウエイトをつける
・優先順位が高い条件も、満点を狙いすぎないなどをポイントに、考えを整理することが必要だ

同居家族がいる人は、家族の希望も調整しておこう。

” 見つからない人”の約4割は、不動産会社と未接触

データ2、データ3

欲しい家が”見つからない人”は、どのようにして家を探しているのだろうか。不動産会社に問い合わせや資料請求などをしたことがあるかを尋ねたところ、”見つからない人”の42.2%が「ない」と回答した(データ2)。

その理由を聞いてみると、1位が「もう少し調べてからにしたいから(72.4%)」。以下、右のデータ3のような結果になった。
2位の「いい物件や会社に出合えていないから(44.8%)」という人の比率を、家にこだわる条件の数別に見てみると、
・こだわり条件が3つ以下の人→38.1%
・こだわり条件が4~6つの人→58.3%

と、条件の多い人の方が、比率が高くなっている。

このデータからも、こだわる条件の多さが、家探しを長引かせる要因になっていることがうかがえる。

自分で納得がいくまで調べてから…

【家がみつからない人はココが特徴!】自分で納得がいくまで調べてから動く、” 慎重派”が多い

“見つからない人”の住まいの探し方からは、条件がすべて叶う理想の家を求めて、納得がいくまで自分で調べようとする、慎重で粘り強い姿が見えてくる。

しかし、自分で探せる情報には限界がある。欲しい家を見つけるには、
・資料請求する
・モデルルームや住宅展示場に行く
・不動産会社に問い合わせ、希望条件を伝える

など、さらにアクションを進めることが必要だ。

だから決まらない?夫と妻の、家探しのすれ違い

夫は資金が気になり、妻は情報収集にこだわる

データ4、データ5

ここまでは、家にこだわる条件や物件の探し方を見てきたが、実はこれらのデータには男女差があるものも多い。ここからは夫と妻の意識の違いに注目していこう。

欲しい家が見つかった人に物件を決めた要因を聞いたところ、夫婦ともに「いい物件や会社に出合えたから」という要因が1位(データ4)。以下、トップ5のうち4つは、夫婦の数値が近いことが”見つかった人”の特徴だ。

唯一、「夫婦(家族)の意見がまとまったから」は、妻の回答が夫よりも18ポイント多い。妻のほうが、夫婦の合意を大切にする人が多いことがうかがえる。

かたや”見つからない人”に、物件を決められない要因を尋ねたところ、トップ5のうち3つで夫婦の回答に開きが見られた。
また、夫は「もう少し頭金を貯めたい」、「ローンの支払いを考えると躊躇する」と資金に関する要因を答えた人が多いのに対して、妻は「家についての知識をもう少しつけたい」という人が多い。“資金に不安を感じる夫と、家についてのいろいろなことが気になる妻”という夫婦の姿が見えてくる。

お互いの接点を見つけている

【家が見つかる人はココが違う!】夫婦それぞれが自分の希望を整理して、お互いの接点を見つけている

欲しい家が見つかった人は、物件を決めた理由についての、夫婦の認識がほぼ一致している。しかし、最初から2人の見解が同じだったとは限らず、物件を絞り込む中で互いの考えを調整した夫婦も多いはず。

欲しい家を見つけるためには、相手のこだわりにも耳を傾けて、夫婦の接点を見つけることが大切だといえそうだ。

「ゆずれない条件」の数は、妻が圧倒的に多い

データ6、データ7

では、夫婦の意見をまとめる際には、何がネックになるのだろうか。前ページでも紹介した「家を探し始めた時点でこだわった条件」について、”見つからない夫婦”の男女の違いを見てみよう(データ6)。

トップ5を見ると、夫婦とも「価格」が1位、「エリア」が2位。次に夫は「広さ」を、妻は「日当たり」をあげている。一般的に、洗濯などの家事を受け持つことが多い妻は「日当たり」を重視し、夫は帰宅してくつろげる「広さ」があるかを気にするといった意識の差がうかがえる。

さらに夫婦の違いが大きく表れるのが、「これだけはゆずれない」とする条件の数だ(データ7)。夫の51.8%が条件を2つ以内に整理できているのに対して、同様に絞り込めている妻は36.5%のみ。妻の3割近く、28.4%もの人が6つ以上の「ゆずれない条件」をあげている。

ちなみに“見つかった人”を見ると、夫の82.5%、妻の70.9%が、ゆずれない条件を3つ以内に絞り込んでいる。 “見つからない人”との違いが浮き彫りになる結果が出た。

夫と妻の意識に差が…

【家がみつからない人はココが特徴!】夫と妻の意識に10ポイント以上の差が開く条件が多数ある

データ6のトップ5圏外を見ても、夫婦の回答に差がある条件は多く、
・駅からの距離…夫28.4%、妻44.6%
・住宅の向き…夫16.1%、妻40.5%
など妻のほうが「ゆずれない」とする比率が高い。

“見つかる人”になるには、やはり夫婦の足並みをそろえることがポイント。
・夫婦のこだわりの違いを具体的に把握する
・互いのゆずれない条件を話し合って整理する
といったことが必要だ。

見つかる人、見つからない人

家の購入を検討しているのに、なかなか前に進まない……。そう感じている人は一度、家にこだわる条件を整理してみよう。「3つに絞るなら」などと、あえて条件数の上限を決めてみるのも1つの方法。住まいに何を求めるのかをハッキリさせることが、欲しい家を見つけるための第一歩だ。

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