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住まいのなんでも調査隊
vol.35 人気の一戸建て、最新トレンドを探る!
バランスのとれた一戸建ては売れるのも早い
 すぐに売れてしまうのには、それなりの理由があります。立地がいい、建物のプランがいい、設備が充実している、価格的な魅力がある−など、さまざまな要因があり、それぞれバランスがとれていることが大切になってきます。そうした売れ筋一戸建ての共通点ともいえる「トレンド」を探っていきましょう。家選びのうえで大いに参考になるはずです。
人気の一戸建ては販売開始後すぐに売れる
立地は周辺環境や開発規模が重要
 最近はそこそこ都心に近いエリアで、まとまった戸数で開発される一戸建てが増えています。自然豊かな郊外型の大規模開発とあわせて選択肢は豊富に。人気が高いのは利便性と住環境のバランスがとれている一戸建てです。
駅近の利便性よりも環境重視
 一戸建ての場合、必ずしも駅に近いほど条件がよいというわけではありません。これがマンションなら大きなメリットになりますが、一戸建ては騒音や視線など、より外部からの影響を受けやすいからです。したがって、駅に近くにぎやかすぎると、いくら便利でも落ち着かないことがあります。駅周辺の商業エリアから適度に離れた住宅地に立地するほうが人気は高いといえるでしょう。
住環境
落ち着いた住環境がポイント
一定規模の開発でスケールメリット
 最近の顕著な傾向として、数十戸超など、一定規模以上の開発が増えていることが挙げられます。郊外型の一戸建ては大規模開発が多くなりますが、23区内など都心への利便性も高いエリアでまとまった戸数が販売されるケースが目立っているのです。これは企業が社宅などで所有していた優良な土地を放出していることが主な要因といわれています。ある程度の規模があれば、良好な住環境が確保しやすく、同時期の入居で住人同士のコミュニケーションもとりやすいことから、やはり早く売れてしまうことが多いようです。
一定規模の開発
数十戸単位の開発が増えている
プランは街づくりと建物づくりとも進化
 ある程度の開発規模があると、美しい街並みを演出することも可能になり、建物の外観や植栽などにきめ細かな工夫が見られるようになっています。また、建物のプランでも人気の高まりからいくつか定着しているものがあります。
統一感のある街並み
オープン外構が定着
 新築一戸建てでは開発規模の大小にかかわらず、オープン外構がすっかり定着しました。なかには低い塀で随所に空間が開いている場合もあります。オープン外構には限られた敷地を圧迫感なくより開放的に見せる、豊富な植栽が緑の多い街並みを形成する、さらに外部から侵入者の動きがとらえられセキュリティ面で効果がある−などのメリットがあります。

素材やカラーに統一感
 街並みを意識した細かな配慮がなされている一戸建てが増えています。門柱やアプローチなどの素材に統一感を持たせ、少しずつ変化を持たせたアースカラー中心の建物を配することで、景観としての統一感が演出されているのです。
景観に配慮した外構
景観に配慮した外構
建物では開放感と機能性重視
リビングは12畳以上が主流
 家の中で最も重視されやすいリビングダイニングは、年々広くなりつつあります。現状では12畳以上が一般的。隣接する和室をなくしても広めのリビングダイニングを確保するプランなども増えています。
広いリビングダイニング
広いリビングダイニングを重視する人が多い
吹抜けが人気
 吹抜けのあるプランの人気が高まっています。同時にそうした要望にこたえるべく、プラン面を工夫して吹抜けを設置する新築一戸建てが増えています。玄関かリビングダイニングにあるケースがほとんどですが、明るく開放感が高まることから大きな効果が期待できます。
リビング上の吹抜け
リビング上の吹抜け
可変性の高いプランが増加
 これも最近の一戸建ての特徴のひとつ。家族が成長しても対応しやすいよう工夫されています。よく見られるのは、2階の洋室を広くとったうえでドアを2カ所に設置するパターン。子どもが小さいうちは仕切りをせず広々使い、成長したら家具などで間仕切りをして個室に。こうすれば将来子どもたちが独立したら、また1室に戻して使うことも可能です。さらにリビングダイニングと洋室を可動間仕切りなどでフレキシブルに活用するケースもあります。
可動式の間仕切り
可動式の間仕切りを活用
個性を主張するプランが人気
 数十戸単位の開発地では、プランの個性化が進んでいます。区画の持つ条件に合わせて屋上を設置する、またオール電化住宅にする、大胆にキッチンを広くとる、広めのウッドデッキを設置するなど、さまざまなプランが提案されるようになりました。例えば料理やパーティー好きの家族にはキッチンスペースを重視した家がピッタリ。かつてはほぼ同じプランの家が並ぶことも多かったのですが、最近ではこうした個性的なプランから先に売れていく傾向も見られます。
大きなウッドデッキ
大きなウッドデッキは利用価値大
デザイン性重視の外観・プラン
 街並みや建物デザイン、住戸内のプランにデザイナーを起用するのは最近のトレンド。好みにもよりますが、こうしたデザイナーズ系の一戸建ても人気になっています。特に外観がおしゃれな雰囲気の一戸建てが増えています。
シャープな外観
シャープな外観も人気
土地の広さは多様化
 以前は新築一戸建ての土地といえば、郊外型は別として土地面積は100m2超が中心。都市型で70m2〜80m2が多く見られました。100m2がひとつの基準となっていたのは、公庫を利用する条件を満たすからでした。ところが、今は住宅ローンの商品も多彩、新築一戸建てで公庫を利用するケースはほとんどなくなりました。土地の区画割りでは無理に100m2にこだわることなく、日当たりや通風面から最適なプランを選択しやすくなったのです。結果、土地面積90台の一戸建ても多く登場するなど多様化するようになりました。
構造では外部の評価・保証に注目
性能評価書付きに安心感
 第三者機関が客観的に評価して性能を表示する制度が住宅性能表示制度。具体的には設計性能評価書と建設性能評価書の2種類があり、この制度を導入する一戸建ての多くは両方の評価書を付けるケースが多くなっています。最近では性能評価書付きの建て売り一戸建てが増えていますが、目に見えない部分まで評価・表示されているので、購入する人は性能に関してはきちんと把握して購入することができます。
性能評価書付きの一戸建て
性能評価書付きの一戸建て現地
第三者機関の保証が増える
 住宅保証機構や民間の住宅保証会社による保証が付いている一戸建ても目立つようになってきました。これは基礎や柱など基本構造部分などについては10年間、その他の部分については1年〜5年間にわたって保証してくれる制度。10年間の保証中に売主の不動産会社が倒産しても、第三者機関が補修の費用の大部分を負担してくれるので、検討する側からすると安心の度合いは高くなります
第三者機関による性能保証付き住宅
第三者機関による性能保証付き住宅
設備・仕様では機能性と安全性が柱
 設備・仕様面でもいくつかの大きな流れがあります。主なものはオール電化住宅の増加とセキュリティ面の進化が挙げられるでしょう。ほかでも、標準装備に近くなってきたのが床暖房複層ガラスです。
オール電化がジワジワ増加中
 マンション同様、オール電化の波は一戸建てにも押し寄せつつあります。最近では全戸オール電化の一戸建て分譲地も登場しています。また、オール電化でなくても、IHクッキングヒーターだけを採用するケースも増えていて、直接火を使わない設備はさらに人気を呼びそうです。
IHクッキングヒーターを設置したキッチン
IHクッキングヒーターを設置したキッチン
床暖房、複層ガラスはほぼ標準装備に
 ここへきてほぼ標準装備になりつつあるのが、リビングダイニングの床暖房と複層ガラス。床暖房はクリーンな暖房として定着、断熱性能に優れた複層ガラスも冬に結露が発生しにくく好評です。
複層ガラスが使われた窓
複層ガラスが使われた窓
セキュリティ面の充実は必須条件
 一戸建てのセキュリティ関連設備は急激に進化しています。玄関ドアにピッキングされにくいカギが2カ所、テレビモニター付きインターホンは標準といえますが、玄関ではオートロックなども登場しています。またホームセキュリティを装備して販売される一戸建ても増えています。さらに新しく開発された街では主要なポイントに防犯カメラを設置したり、24時間体制で警備する試みがスタートするなど、街全体での防犯も注目されています。
カードキーで開閉する玄関ドア
カードキーで開閉する玄関ドア


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