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住まいのなんでも調査隊
vol.36 お隣ご近所皆仲間!?コンセプトマンションで趣味満喫生活!
例えば「夜中でもピアノが弾ける」というコンセプト

コンセプトマンションとは、特定のテーマに絞って企画、開発されたマンションのことです。建物自体が特殊な機能、設備を備えているため、通常のマンションでは不可能なこと(例えば、夜中にピアノを弾くことなど)も実現できる環境となっています。また、住人の多くがある程度共通した趣味、嗜好を持っているのも特徴です。そのため、従来のマンションに比べて住人間のコミュニケーションも生まれやすく、新しいタイプの集合住宅として注目されています。

 
こんなコンセプトで企画・開発されたマンションがあります
 
「24時間、好きな時間に楽器を演奏できる」 「自宅ガレージで好きなだけ愛車をイジれる!」

各戸に完全防音のスタジオが完備され、いつでも好きなときに楽器を演奏できるマンション。

 

各戸に専用ガレージが完備されていて、好きなときに気軽にメンテナンスできるマンション。

     
「周囲に気兼ねなくペットを飼える」

共用部にトリミングルーム、ドッグラン、足洗い場などの施設があり、ペットと飼い主が共生することを前提にしたマンション。

この他にも、住戸に温泉が引かれた「自宅で温泉に入り放題」マンションなど、「趣味」や「ゆとり」をテーマにした様々なコンセプトマンションが開発されているようです。

今回の調査員…アヤ
プロからのCheck&Advice
碓井民朗さん 建築家
碓井民朗さん
碓井建築オフィス代表。一級建築士として、マンションの設計監修、購入者相談などを実践。住宅関連著書多数。住宅情報STYLEでも専門家として登場多数。
ポイント1
やはり、マナーは重要
 同じ嗜好の人が集まるコンセプトマンションといっても、住人の100%がペット飼育者や、楽器演奏者というわけではありません。ペットを飼わない住人も、楽器を演奏しない住人もいる可能性があります。従って共有部でのマナーは、普通のマンション同様、トラブルを避けるためには重要なポイントになります。
ポイント2
使わない設備は劣化する
 設備というのは、使用しない期間が長ければ長いほど、劣化が進行するものです。共用施設、宅内設備ともに、自分にとって本当に必要な施設・設備かどうかを見極めましょう。また、魅力的な施設であっても、管理・運営費用にかかるコスト負担はどのくらいなのか、しっかり確認をしておきましょう。
今回のテーマに関係するリンク集
なんて贅沢!?人もうらやむ豪華共用施設の最新事情
環境にやさしいエコ・マンションって?
気になる「生活騒音」。どんな設備が効果的なの?
実例紹介!コンセプトマンションってこんなトコ
そこで今回は実際のコンセプトマンションを体験!と同時に、普通のマンションでの防音方法についても調査してみました。
全住戸に防音スタジオを完備「MUSISION 新江古田」

●MUSIC+MANSION=MUSISION
MUSISION 新江古田は、全住戸に本格的な防音スタジオを完備した、「24時間楽器と暮らせる」コンセプトマンション。MUSISIONは文字通り「MUSIC+MANSION」の意で、(株)リブランが約20年に渡って手がけてきた音楽マンションシリーズの名称です。

●高い防音性能とピュアな音色、その両方を追求したスタジオ
各戸に備え付けられた遮音性能保障値※「Dr-65」のスタジオは、音の伝わり方も入念に計算され、隣人はもちろん、リビングルームや寝室にいる家族にも迷惑をかけずに、24時間楽器を楽しめます。

また、ただ防音性能が高いだけではなく、ドラム、トランペット、エレキギター、など様々な楽器を用いて音響実験を重ねた結果、楽器本来のピュアな音色が鳴る空間に仕上がっています。

※Dr-65の遮音性能とは、 たとえばピアノを弾いても(約95dB)、隣り住戸ではささやき声程度(約30dB)にしか聞こえません。

●80人収容のコンサートホールを併設
敷地内には共用施設として、80人収容可能なコンサートホールを併設。音響設計を国内外のコンサートホールを数多く手がけている永田音響設計、施工をプロ向けスタジオで実績を誇る高橋建設が担当した本格的な仕様です。住人同士はもちろん、友人やお客様を招いてのコンサートやイベントに使用することもできる、このマンションの象徴的な設備と言えます。

知っ得コラム:普通のマンションで防音するには?
●自分で防音アイテムを設置
防音カーテン、防音カーペット、遮音シートなどを購入し、DIYで簡易防音室を作成する。組み合わせと工夫次第で、それなりの防音効果が得られるが、時間と手間がかかり、効果は完全に自己責任。


●BOXタイプの防音室を設置
部屋の中にメーカー製の防音BOXを設置する。簡単に設置でき、転居の際には解体して移動できる利点があるが、部屋が狭くなることや、BOX内の通気性や、圧迫感などの問題がある。防音性能はオーダーメードに劣る。

●オーダーメードで防音工事
部屋の形状に合わせて、天井、床、壁、ドア、窓に防音施工を施すので、かなりのレベルの防音環境を実現できる。しかし、部屋を取り巻く環境や、業者の手法による差があるので、完成後実証してみるまで正確な防音性、遮音性は未知。また、床や天井の工事はマンションによっては規制があるので、確認が必要。工事期間は1〜2週間

既存のマンションも工事すれば、防音室は作れるんですね。ただ、どれくらいの効果があるかは、自己責任だし、お隣さんの感じ方によっても左右されるかも・・

その点、コンセプトマンションは、設計の段階で防音が盛り込まれているし、お隣さんも同じ目的で入居しているので安心感がありますね。

では、実際にコンセプトマンションに住んでいる方の意見も聞いてみましょう。

住んでみなければ分からない!?住民の皆さんのホンネ!
コンセプトマンションでの生活、実際はどうなっているんでしょう?
購入された皆さんに本音を聞いてみました!
ボサノバ先生、快適生活に満足
都内の防音
マンションに住むMさん

私は自宅でボサノバ・ギターを教えています。自宅で音を出せる環境が必要なので、以前住んでいたマンションではBOX型防音室を取り付けていましたが、狭さと暑さに耐え切れず、限界を感じていました。そんなときに出会ったのが防音室付きのマンションで、迷うことなく購入しました。現在はいつでも快適に練習できて非常に満足していますが、いくら防音設備が整っているからといっても、生活のリズム上、そんなに夜中には音を出す機会は少ないですね。

「気兼ねなく」と「好き放題」は違う

周囲に気兼ねすることなく犬を飼いたいと思い、マンションを購入しました。しかし、住んでしばらく経つと共用部使用マナーの悪い人が出てきて、一度話し合いになりました。住人同士で集まって話会いの時間をとり、「せっかくペット好き同士で住んでいるんだから、最低限のマナーは守ろう」ということになりました。「気兼ねなく」を「好き放題やっていい」と勘違いしてしまうと、せっかくの環境が台無しになってしまうということを思い知らされました。

都内のペット共生
マンションに住むYさん
重い荷物も楽々運べて助かっています
K県のガレージ付
マンションに住むSさん

主人が大の車好きで、モデルルームを見た瞬間気に入ってしまい、そのまま押し切られるかたちでガレージ付きマンションを購入しました。主人は休みの日になると、ガレージにこもって車いじりに没頭しているので、満足しているようです。私の場合も、買い物の時、玄関のすぐ横に車を停められるので、重い荷物も楽々運べて助かっています。まるで一戸建ての家に住んでいるような気分ですね。

まとめ

今回調査したコンセプトマンションには、

・自分らしいライフスタイルを実現できる
・住民間でのコミュニケーションがとりやすい
・趣味に必要な設備が充実している


などのメリットがありますが、いくら同じ趣味・嗜好の者同士で住んでいるからといっても、最低限のマナーは必要なようです。マナーを守った生活と自分の趣味にあった設備に囲まれてマンションライフを送ることができれば、今よりもさらに充実した生活が送れるかもしれませんね。

取材協力:株式会社リブラン
http://www.livlan.com/
MUSISION 新江古田
http://www.musision.com/shin-egota/index.html

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