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住まいのなんでも調査隊
vol.34 ジメジメにさようなら!マンションの湿気対策
マンションに湿気が多いのはどうして?
まずは、マンションの湿気の現状をチェック。部屋の結露が悩みだという、なんでも調査隊員のケイカがレポートします!

 気密性が高く、断熱性や遮音性に優れるマンション。でも、鉄筋コンクリートでつくられ、窓も多く設置できないため、湿気が多いのも事実です。特に新築の場合は、コンクリートを流し込む時の水分が残っているので、1〜3年くらいは水分の放出が多いとか。
 また最近は、洗濯乾燥機や食器洗い乾燥機など、一度に大量の水分を発生させる生活器具がいっぱい。梅雨時は、洗濯物を室内に干すことも多くなり、高温多湿の部屋は、結露やカビ、ダニが発生しやすくなってしまいます!
メリットである気密性の高さが、湿気の原因にもなってしまうとは…!
梅雨時に出てくる困りモノたち
冬だけじゃない結露!
結露は、冬だけじゃありません。雨が続いた後の晴天は要注意!湿気をふくんだ空気が部屋の中に流れ込んで、結露をつくることに。また、浴室の湯気や、調理の時などに発生する水蒸気も、結露の原因となります。
知らぬ間に増えているカビ!
カビは、温度が25℃以上、湿度が70〜80%の環境を好みます。好物は、食べ物や人間のアカ、石けんカス、たたみ、布など。種類によっては、人体に有害なカビ毒を蒸散するものもあります。
アレルゲンにもなるダニ!
ダニは、たたみやカーペット、ふとんの中などにいますが、カビと同様、気温が25℃以上、湿度が60〜80%になると増殖。高温多湿な環境では、1匹のメスが1日に6個程度の卵を1ヵ月間も生み続けます。
今回の調査員…ケイカ
プロからのCheck&Advice
長嶋 修さん さくら事務所
取締役会長
長嶋 修さん
業界初の個人向け不動産コンサルティング会社さくら事務所創業者。マスコミ掲載・講演・執筆実績多数。
ポイント1
換気口は常に開ける
 マンションの居室に設けられている「換気口」の役割をご存知でしょうか?日本のマンションの気密性は世界一。窓を閉めたままでキッチンの換気扇をまわすと、室内の気圧が急激に低くなり、ドアが開けられないなんてことも。
 どのマンションも計画換気が義務付けられ、湿気対策は向上しましたが、換気口をあけておかなければ有効に機能しません。換気口は常に開けておきましょう。
ポイント2
外断熱はここをチェック
 マンションの外壁が外断熱工法になっているものは、コンクリートが外気の暑さや寒さに連動しないため湿気対策に非常に有効です。
 外断熱工法でチェックしたいのは、あくまでも建物全体が断熱材ですっぽりと包まれていること。屋上だけの外断熱採用では湿気対策につながりません。
ポイント3
水蒸気には要注意
 調湿機能を持つ内装材の使用など、最近のマンションは湿気や結露対策には様々な設計配慮がなされるようになってきましたが、決定的な効果があるとはいえません。
 結露は温度と湿度のバランスで発生します。室内に水蒸気が発生しすぎないような配慮も大きなポイント。例えば開放型ストーブ(石油ストーブ・ファンヒータなど)は、水蒸気を大量発生させてしまうのです。
今回のテーマに関係するリンク集
環境にやさしいエコ・マンション、さてその実力のほどは?
24時間換気システムを大検証!
「外断熱」って、どういうモノ?
湿気はどんなところにたまりやすいの?
マンションのどの部分に、結露やカビ、ダニは発生しやすいのでしょう?その対策も含めて、調べてみましたよ。

 湿気は、キッチンや浴室といった湿気が発生するところ、収納など空気が停滞しているところにたまります。窓がある部屋はできるだけ開けて、換気をするのがイチバンの対策。ただし梅雨時は、気温も湿度も高い外の空気が室内に侵入し、逆効果になることも。
 洗濯物を室内干しするときは、ドライに設定したエアコンのそばで。カビが繁殖しがちなエアコンのフィルターは、まめにそうじし、運転の前に送風運転をするのがベター。
[湿気はココにたまる!部屋別チェックポイント]
玄関
玄関は、収納スペースに注意。下駄箱の棚に新聞紙を敷いたり、除湿剤を置いたりすると効果的。1日履いた靴はすぐにはしまわず、湿気をとばしてからしまう。
キッチン
火や水を使っている時は、換気扇をまわして水蒸気を外に逃がす。とびちった食べ物は、カビの食料になるので、まめにふき取る。シンク下は、物を詰め込み過ぎないようにし、時々扉をあけて風を通す。
浴室
温度も湿度も高く、栄養源になる石けんカスもあり、まさにカビの天国。入浴後は、浴室の扉を閉め、朝まで換気扇をまわす。使っていない時は、扉を開けておく。
和室
の上にカーペットを敷かない。空気の流れをよくするため、押入れにすのこを入れ、時々あけたままにして風を通す。睡眠中は汗をかくので、布団をしまうのは、起床後2〜3時間たってからのほうがベター。
寝室
ベッドの場合は、できるだけ床との間があるものを選ぶ。クローゼットは、閉めきったままにせず、時々風を通す。コートやジャケットなど1日着た服を、すぐにクローゼットにしまわない。
玄関、キッチン、浴室など、それぞれに適した方法で湿気が溜まらないようにしましょう。
空気を動かして、湿気をたまりにくくすることが大事なんですね!
構造や設備で湿気がたまらないようにできる?
湿気がたまりやすいところと、湿気をためない方法がわかったところで、今度は、構造や設備で役に立つモノをピックアップしてみました!
外断熱
 建物の断熱材には、外断熱と内断熱の2種類があり、外断熱は、建物の骨格(コンクリート)を断熱材で包み込む方式。断熱材と断熱材の間にすき間が出ないので、内断熱より断熱効果がアップします。外断熱のメリットは、コンクリートの温度が室温近くに保たれるため、結露の発生を抑制できること。その結果、カビやダニの発生も抑えられ、いいことずくめですが、工事費用は内断熱より高めです。
24時間換気システム
 24時間換気システムは、電動ファンなどにより室内の空気を強制的に入れ換えるもの。2003年7月に「シックハウス症候群」対策として、建築基準法で設置が義務付けられたため、現在の新築マンションには当然設けられています。室内の空気をまんべんなく入れ替えることで、結露、カビ、ダニの発生を抑制。ただし、電動ファンを回すので、ランニングコストがかかります。
竹炭
 優れた調湿作用により、昔から利用されてきた炭。キャンプ用のものから備長炭まで、値段もカタチもいろいろある中で、防湿に使うなら「竹炭」がおすすめです。壁材に練り込んだり、床下に敷き詰めたりして使いますが、普段の暮らしの中でも手軽に利用可能。キッチンのシンク下、下駄箱、クローゼットなどに、タバコ大の竹炭を置いておくと、湿気ともにニオイも吸収してくれます。
取材協力:株式会社リビングライフ
写真提供:ライフレビュー川崎グリーンプレイス
http://www.living-life.co.jp
構造や設備も、湿気のことを考えて選びたいですね。とりあえず、私は、まめに窓を開けたり、換気扇を回したりして、しっかり風を入れるようにしたいと思いま〜す!

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