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マンションvs一戸建て 私に向いているのはどっち?

右のグラフは、都心からの距離圏別に、新築マンションと一戸建ての平均的な価格を比較したもの。都心部では一戸建てが約900万円も安く、そのほかのエリアはそれほど価格差がないことが分かる。

現在は、同じエリア、同じ予算で、マンションとほぼ同じ広さの一戸建てを見つけることができるのだ。

最初から「一戸建ては高いから・・・、マンションは狭いから・・・」などとあきらめず、両者の住み心地などをじっくり比較して、自分の生活に合うものを選んではいかが?


80m2の新築マンション、90m2の一戸建ての平均的な価格は?
東京駅を起点とし、10km単位の距離圏にある自治体の平均1m2単価を集計。マンションは80m2、一戸建ては90m2の価格に換算。都心6区は千代田区、中央区、文京区、港区、渋谷区、新宿区。10km圏の南・西エリアは品川区、世田谷区等、北・東エリアは練馬区、墨田区、江戸川区等。新築マンションは不動産経済研究所のデータ、新築一戸建ては住宅情報登録物件より(ともに2003年)

マンションvs一戸建て 4つの視点で比べてみよう
1.住み心地 間取りの使いやすさや住設備、駐車場の充実度など基本的な住み心地をはじめ、ペット飼育のしやすさなど趣味が実現できるかもチェック
2.建物の丈夫さ、長持ち度 建物の耐震性、耐久性やメンテナンスのしやすさを比較
3.住居費 購入時の諸費用と購入後にかかる住居費を比較
4.供給傾向 マンションと一戸建てはどのエリアでも同じ数だけ販売されているわけではない。それぞれ、どこでどんな物件が供給されているのか、特徴をまとめよう

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1 マンションvs一戸建て 住み心地を比較してみよう
マンション
一戸建て

主流は3LDK。LDKと居室1室はバルコニー寄り、残りの2室は反対方向(玄関側)に振り分けるプランが多い

間取り

主流は4LDKだが、東京23区内など立地のよいエリアでは、3階建ての3LDKも多い
ワンフロアなので家事は楽。新築物件なら、住戸内は段差がないなどバリアフリー設計も行き届いている
使いやすさ
2階〜3階建てなので住戸内の行き来は大変だが、居室間のプライバシーは保ちやすい
バルコニーに接する窓を大きくするなど、リビングの日当たりは工夫されている。しかし、反対側の部屋の採光が取りにくい物件もある。上層階は開放感があり、眺望が楽しめる物件も多い
日当たりなど
住戸の4方向に開口部が取れるので、どの部屋も採光が得られる。しかし、住宅が密集する都市部では、窓の外に隣の壁が迫り、採光が取りにくい物件や、室内の様子が外から見えてしまう物件もある
最近は、二重床や音を通しにくいフローリングなどの工夫をする物件が増えているが、上下階や隣戸の音を100%カットというわけにはいかないよう
外からの騒音が中に響きやすい、逆に家の中の人声が外に筒抜けという物件も。道路の近く、また、隣の家との間隔が狭い場合は遮音性能を要チェック
現在は24時間換気装置が義務付けられているほか、浴室暖房乾燥機やリビングの床暖房などは標準装備、。最近はディスポーザー、食器洗い乾燥機、IHクッキングヒーターなどキッチンまわりの設備が充実する傾向に
設備(新築)
マンションに比べて個別性が高い。浴室暖房乾燥機や床暖房をつける物件は増えているが、価格を抑えるため、生活に必要な設備のみつける物件もある
立地がよい物件は住戸数分の駐車場はなく、駐車場代も周辺相場と変わらない。郊外では、全戸分の駐車場があるものが多い。駐車場代無料の物件もある
駐車場
立地のよい中古物件の中には、駐車場がないものも見かけられるが、新築物件は立地に関係なくほとんどが駐車場付き。もちろん駐車場代もかからない
マンションの敷地は所有者全員の共有となり、勝手に使用することはできない。とはいえ、専用庭付き住戸などを選べば、一定の制限はあるが、ガーデニングや菜園、子どもの遊び場として活用できる。
最低でも敷地面積が100m2前後ないと、まとまった広さの庭を手に入れるのは難しい。しかし、敷地が狭くても自由に使えるため、工夫をこらしてガーデニングなどを楽しむ人も多いようだ
最近は、ペット可の新築マンションが増えているが、ペットの種類や大きさ、飼い方などに制限を設ける物件もある。事前に確かめよう
ペット飼育
ペット飼育は自由にできるが、飼育マナーはきちんと守ろう
一つの建物で多くの人が生活するため、主に敷地や建物の共用部分(エレベーターや共用廊下など)の使い方について、ルールが定められている。管理規約や使用細則等で確かめよう
生活の制限
自分の敷地内は自由に使えるが、隣近所に迷惑にならないよう配慮しないとトラブルのもとに。また、ゴミ出しなどは一定の曜日と時間のルールがあるが、ゴミ置き場の清掃を持ち回りで担当する町内会などもある
物件の立地によって異なるが、数百戸単位の大規模マンションは、敷地内の公園やミニショップ、スポーツジムなど、共用施設を充実させている
利便性
物件の立地によって異なる

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2 マンションvs一戸建て 建物の丈夫さ、長持ち度は?
マンション
一戸建て

鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)が主流。耐久性、耐火性に優れている

基本構造

木造軸組み構造が主流。リフォームやメンテナンスをしやすいのが特徴。耐震性、断熱性に優れた2×4工法も増えている
新築では、修繕なしでも100年もつといわれる耐久性の高いコンクリートや、室内のリフォームや給排水管の取り替えやすさを工夫した物件が増えている
耐久性能
新築は、10年保証の義務化によって耐久性にかかわる不備が減少している。骨組みにスチールを使って耐久性を高める工法なども登場している
現在の建築基準法をクリアしている物件であれば震度7程度の地震でも倒壊しないとされている。さらに、免震装置などを使って揺れを抑える物件もある
耐震性能
耐震性に優れているといわれるのは2×4工法だが、木造軸組み工法も、現在の建築基準法通りに建てられていれば問題ない
マンションの所有者全員で組織する「管理組合」が主体となり、長期的な修繕計画を立てて行う。このための費用は、毎月「修繕積立金」として集められる
メンテナンス
一戸建ても、建物を長持ちさせるためには、定期的な修繕、点検が欠かせない。自分で修繕計画を立て、そのための資金も用意しておく必要がある

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3 マンションvs一戸建て 住居費はどっちが高い?
同じ3500万円の物件を買う場合、購入時の諸費用は一戸建てのほうが高いが、購入後の住居費(住宅ローン返済は除く)は、管理費や駐車場代がかかるマンションのほうが高くなる。しかし、一戸建ては建物の外まわりの日常的な掃除や、定期的な点検、修理を、自分で計画的に行わなくてはならない。お金をかけて楽するか、手をかけてトクするかはあなたの考え方次第だ。 ■マンションの購入諸費用
■一戸建ての購入諸費用
■マンションの管理費・修繕積立金
■一戸建ての修繕費用
■住まいを持つとかかる税金

4 マンションvs一戸建て どこで、どんな物件が供給されている?

マンションと一戸建ての供給状況はエリアによって異なる。希望エリアが決まっている人は、そのエリアで探しやすいのはどんな物件なのか、確かめてみることも大切だ。なお、新築マンションは1件で数十戸〜数百戸販売されるため、供給戸数は多くても、供給エリア自体は限られる。学区内限定など、狭いエリアで探す場合は、一戸建てのほうが見つけやすいこともある。
都心エリア
マンション
品川区や港区のベイエリアを中心に、大規模な超高層マンションの供給が盛ん。また、数十戸単位の小規模マンションも各地で販売されている
一戸建て
マンションに比べると供給は少ない

10km圏南・西エリア
マンション
世田谷区や大田区、杉並区などに比べ、目黒区や中野区の供給は少ない
一戸建て
2003年の供給戸数はマンションより多い。敷地面積100m2未満、3階建ての物件も多い



10km圏北・東エリア
マンション
江東区、台東区、練馬区ほか、各エリアで供給が盛ん。数百戸単位の大規模マンションも多く、価格も手ごろ
一戸建て
練馬区を除き、2003年の供給戸数はマンションの3分の1以下。一戸建ての供給は少ない

20km圏〜30km圏
マンション
駅から歩ける物件がほとんど。20km圏内では数百戸単位の大規模マンションも多い。30km圏になると、柏駅や千葉駅などのターミナル駅か、または駅から徒歩5分以内というように、供給エリアが限定される
一戸建て
建物も敷地も広い、大規模ニュータウンの物件が目立つ一方、駅近くで敷地面積100m2前後など立地を重視した物件も多い

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