ゴロリとソファに寝転びながら見上げると、木目が美しいシダー張りの天井…。ご自身も林業に携わっているだけに、木への愛着も知識も深いオーナーが憧れていたのが、そんな暮らしだった。緑豊かな環境の中に建つこの住まい。周囲に違和感なく馴染むようにと、平屋を選んだ。緑をバックにした白いALC外壁（軽量気泡コンクリート）と角度の付いた勾配屋根が、ほどよく個性を表現する外観。LDKの扉を開けて室内へ入ると、リビングの天井の高さに驚く。勾配天井の高さを活かしきった、開放感の… 続きを読む
ゴロリとソファに寝転びながら見上げると、木目が美しいシダー張りの天井…。ご自身も林業に携わっているだけに、木への愛着も知識も深いオーナーが憧れていたのが、そんな暮らしだった。緑豊かな環境の中に建つこの住まい。周囲に違和感なく馴染むようにと、平屋を選んだ。緑をバックにした白いALC外壁（軽量気泡コンクリート）と角度の付いた勾配屋根が、ほどよく個性を表現する外観。LDKの扉を開けて室内へ入ると、リビングの天井の高さに驚く。勾配天井の高さを活かしきった、開放感のある設計だ。床に敷き詰められたオークの木目も美しく、漆喰壁との相性も良い。LDKの主役はやはり、存在感のある『薪ストーブ』。この家のプランニングは、薪ストーブから始まったといっても、決して過言ではないそうだ。最高天井高4.2ｍという大きな空間を、ストーブのやさしい温もりで包んでくれる。高い梁から吊り下げられたハンモックは、子どもたちの格好の遊び場。「平屋ならではのコンパクトな動線のおかげで、家事もテキパキはかどります」と、設計者の配慮に感謝している。木と漆喰に囲まれて、季節と共に生きていく。そんなオーナー家族の暮らしは、まだ始まったばかりだ。
リビングの天井高は4.2ｍ。この大空間を快適に保つため、断熱材にはセルロースファイバーが使用された。床はオーク… 続きを読む
リビングの天井高は4.2ｍ。この大空間を快適に保つため、断熱材にはセルロースファイバーが使用された。床はオークの無垢材。天井に敷き詰められているのは、シダーの無垢板である。さすがオーナーの、木に対するこだわりは深い。白い壁は、すべて漆喰で仕上げられている。これだけの面積があれば、調湿効果もてきめん。湿気の多い季節にも、室内はカラリと心地よい。大きな窓に切り取られた緑の景色は、まるで絵画のようだ
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