2016年の12位から、今年は一気にTOP10入りを果たした「渋谷」。日本有数の巨大ターミナル駅には、山手線をはじめ9路線が発着。各方面へのバス便も充実しているため、どこに行くにも便利なことこの上ない。
そんな渋谷が今、大きく変わろうとしている。「都市再生」を旗印に動き始めた「渋谷駅周辺開発プロジェクト」は、100年に一度とも称される超大型の街づくり計画だ。
具体的には、渋谷駅周辺を6つのエリアに分け、それぞれ大規模な再開発が行われる。まず、駅前には新たなランドマークとして渋谷最大級のビルが建設される予定だ。南街区には「渋谷川」を再生させ、2018年秋には高層複合施設が開業予定。エリア最大級のオフィス空間を創出し、クリエイティブワーカーの聖地を目指すという。
バスターミナルを含む商業施設の建設を予定しているのは道玄坂エリアだ。海外からのゲストを意識した観光支援施設として外貨両替や案内所も設けられる予定となっている。また、桜丘口エリアには外国人ビジネスパーソン向けの都市機能が整備されるなど、国際都市としての機能も強化される。
直近のニュースとしては、2017年春オープンの渋谷キャストに注目したい。賃貸住宅、シェアオフィスを中心に「つながり」を生む施設として、宮下町エリアに誕生。交流の場、創造の場、憩いの場と、多様な機能をもつ新たなコミュニティスペースとして話題を呼びそうだ。
気になる家賃相場は、ワンルームマンションで9.6万円、1K・1DKで11.5万円、1LDK・2H・2DKで20.3万円。持ち家の場合は、一戸建て、マンションともに8000万円台~になる。(SUUMO掲載情報より抜粋、2017年3月10日時点)決してリーズナブルな街とは言えないが、「100年に一度」の再開発で、刻々と変化していく街並みを間近で見られる機会はそうそうない。今だからこそ住みたい街といえるかもしれない。